【感想】コンサル一年目が学ぶこと 要約/大石哲之-4つの時短テクニック
この本は社会人に必要なノウハウが詰め込まれているとして既に有名です。しかし、学生である私がこの本を読んで、大学生や就活生にも役立つと感じ、また、今後の生活で活用したいポイントも発見しました。そこで、この記事ではその特に気に入った要点4つをまとめて、あなたに紹介していきます。
目次
紹介する本
議事録書きをマスターする
まず1つ目は議事録の書き方を身に付けるということです。著者は「文書作成のすべては議事録書きから始まる」と述べています。つまり、議事録を書くことは社会人にとって避けて通れないという事です。
そもそも議事録とは「決まったことを紙に証拠として残す」ものを指します。そして、この議事録を書くコツとして、書くべき要素は、
- 決まったこと
- 決まらなかったこと
- 確認が必要なこと
- 次回に向けてのTODO
の4つです。私はフィールドワークの授業でグループで話し合ったことを個人用のノートとしてまとめるために、これら4つを見出しにして、その下に箇条書きしていました。おかげで、次回の授業までにやるべきことをすぐ確認出来て便利でした。
最強パワポ資料作成術
2つ目はPowerPointを分かりやすく作るコツです。著者は「ワンスライド・ワンメッセージ」が原則だと述べています。
そして、1枚ごとの基本的な構成は、「根拠となる数字や事実+自分の解釈や主張」のワンセットだとしています。私はYouTubeの撮影用でスライドを作った時にこの方法を試しました。確かに要点だけをスライドに載せるため、相手にとって見やすいだろうと思いました。
エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負
3つ目はショートカットキーを使いこなすことです。著者はExcelやPowerPointを使うときは時短することが欠かせないと述べています。
その時短する方法として、簡単なのが「ctrl+s」、「ctrl+v」などのショートカットキーを繰り返し用いることです。そして、ショートカットキーによって、マウスを使わず、キーボード上だけで操作できるようになるべきだと述べています。私もExcelやPowerPoint、Wordではもちろん、このブログやPDFファイル上でもショートカットキーを使っています。本当に手っ取り早く、楽でした。他にもショートカットキーはあるので、あなた自身でググって探してみてください。
コンサル流検索式読書術
最後は読書を素早く完了させる方法です。著者は「読書の目的を絞る、明確にする」と述べています。
その実際のやり方は、「ウェブで検索するように目次ベースで該当箇所を拾っていき、重要な部分だけ読む」だけです。これによって、多くの文献を広く浅く当たるようにすれば短期間でたくさんの知識を蓄えることが出来ます。私はこの方法で大学院の課題図書を読みました。すると、2時間で要点を拾うことができ、レポートも簡単に書くことが出来ました。研究者にとっては当たり前かもしれませんが、必要な部分だけ読むということは文献調査では必須の手法です。
長くなりますが、私はそれ以前は1冊の本をまんべんなく読んでいました。勿論この方法だと読み切るのにかなり時間がかかり、飽きることもあります。ですので、目的を持って本を読むという方法は文献調査として素晴らしい読書術です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本書では他にも話し方や考え方のテクニックを紹介していますが、筆者にとっては当たり前に感じたため、この記事ではデスクワーク術から引用した内容となりました。社会人は当たり前に、さらにフィールドワーク等のグループワークの授業を履修している学生であれば、すぐに実践できると思います。筆者はこの4つのポイントを実践しているおかげで研究活動の効率が少しだけ改善しました。是非お試しあれ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
YouTubeのショート動画版もあります
参考文献
1.大石哲之『コンサル一年目が学ぶこと』株式会社ディスカヴァ―・トゥエンティワン、2014年
購入→コンサル一年目が学ぶこと