CBTの日商簿記2級を3級未所持で受かった勉強法

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 筆者は2020年11月の日商簿記2級の公開テストを69点(1点足りず)で不合格になった後、3週間の対策でCBT方式に86点で合格しました。よくネット上では2級は難しいという声が見られますが、CBT方式(ネット受験)は公開テストより比較的簡単だったと当時は思います。※現在は分かりません。また、公開テストも十分な時間があれば必ず受かることできるでしょう。そもそも、日商簿記の勉強自体は筆者の主観ですが、TOEICなどの英語試験よりは簡単な印象です。そのため、公開テストがダメだった方は是非CBT受験でリベンジしてほしいと思います。

 当時筆者が勉強する時は情報収集としてTwitterやウェブを使っていました。ですが、CBTは当たり前に公開テストについての情報量にも限りがあると当時は感じたので、簿記対策のコンテンツを増やす意味でも今回は筆者が日商簿記2級に合格するまでの勉強法を3級の内容も含めて紹介します。※CBTについては商工会議所の規則に違反しないようにふんわり教えます。

 この記事では

この順番で説明します。

 

筆者の勉強開始時のスペック

 筆者が3級の勉強を開始したときの状態は以下の通りです。

  • Eランク私立大学の経済学部2年生
  • 簿記は未経験
  • 英語学習(TOEICと英検)と並行

 なぜ簿記2級を取ろうと思ったのかというと、大学の先生が「経済学をやっている人だったら簿記はやっておいたほうが良い。」みたいなことを繰り返し聞いていたからです。また、就活で役に立つというネットの情報と筆者は独学が好きだということで始めました。しかし、最初は並行していた英語学習を優先していたので、簿記の勉強は参考書を1日2,3ページ程度を読書する具合でした。やる気があまりありませんでした。そして、英語学習に区切りがついた時に簿記の重点的な対策を3ヵ月弱行ったことで、公開テストに落ちたもののCBT方式で合格しました。

 勉強の経緯を簡単に示すと以下のようになります。上から順番になっています。

  1. 3級のテキストで読書と問題練習(約5か月)
  2. 2級のテキストで読書と問題練習(約6か月)
  3. 過去問も追加して集中的に対策(約2ヶ月)
  4. 公開テスト不合格(69点)
  5. CBTに向けて復習中心で各予備校の予想模試も解く(3週間)
  6. CBT合格(86点)

2ヶ月で公開テストに挑むのは無謀だったかもしれません。

 筆者の場合、赤字の部分で全力を出しました。最初の3級の5か月と2級の6か月の勉強はモチベが低かったため、ほんの部分的にしか覚えていなかったです。最初の11ヶ月は勉強期間に入れるべきか悩むぐらいです。

 そのため、これから紹介する内容は赤字に関することが多いです。

 

試験概要

 まず公開テスト試験の概要ですが、試験時間は90分になっています。合格のボーダーは70点です(ネット試験も同様)。筆者のときはまだ120分の時代でした。出願は近くの商工会議所のサイトを通して申し込みます。試験科目などの詳細はリンクを張っておきますのでご覧ください。

www.kentei.ne.jp

 

 次にCBT方式についてです。公式サイトに書いていますが、試験時間は公開テストと同じ90分です。電卓は自分で用意しますが、ボールペンは試験会場から借りることになります。細かいルールはリンクからご覧ください。

www.kentei.ne.jp

 ネット受験は当たり前ですがキーボードで入力するため、タイピングに慣れておいた方が有利です。また、受験はすぐに繰り返し挑戦できるので、数打って合格するという方法もアリです。試験日の翌日より、次の予約が最短3日後以降で可能です。

公開テストまでに使用した参考書の使い方と電卓について

 使用した参考書は以下の4冊です。大まかな使い方はテキストでインプットをして、過去問でアウトプットするというやり方です。最小限の量だと思いますが、合格するだけだったら間に合うと思います。公開テストは1点差で落ちているので確証はありませんが、、、。SNSや受験会場にいた人は予想模試や連結会計用のテキストなども用いていたようです。また、日商簿記は試験範囲の改訂を適度に行っているので、テキストを購入するときは最新版であるかに注意してください。

 各参考書について筆者が使ってみての感想を述べていきます。

 筆者のように3級の受験を飛ばした人でも3級の知識は2級の土台になるので、勉強だけは必須です。それでも、3級は2級と比べると簡単なので、1冊あれば十分です。上の滝澤ななみのテキストでも良いですが、ネット上では「パブロフシリーズ」も人気な様子です。3級に関してはどっちでもいいです。

 ただし、筆者が使った上のテキストはイラスト付きで説明されているので分かりやすかったイメージです。ですが、ほとんどページでピンクと黒色が使われていて、つまらない感じはありました。

 使い方は簡単に言うと、1周目はなんとなく目を通して、2周目からテキストを読みながら付属の練習問題を解いていました。3周目以降は練習問題だけ解いて、分からなかったら、テキストに戻って読むということをしていました。3級の勉強はやる気がなかったので具体的に語れません。とりあえず言えることは、最初から全力でやる人は速さを心がけましょう。

 

 2級の商業簿記は3級と同じシリーズにした方が使いやすいだろうということで、滝澤ななみのテキストを選びました。

 レイアウトは3級と同じだったので、使い慣れるのは簡単でした。しかし、単純に2級は3級より難しく、量も多いです。特に有名な連結会計を覚えるのに苦戦しました。やる気がなく、英語に専念していた6ヶ月は苦痛でした。ですが、最初から簿記に専念して対策している方はそこまで怯える必要は無いと思います。結局は暗記でいけたり、過去問などで問題を繰り返し解いていけば慣れます。

 やる気のなかった筆者は1周目は目を通して、2周目から練習問題を解きながらテキストに戻っていました。繰り返しですが、最初から全力でやる人は速さを心がけて進めましょう。

 

 2級になると工業簿記が加わるので、それ用のテキストが必要になります。筆者は当時、人気が高まっていたパブロフシリーズを選びました。この本の色使いは滝澤ななみシリーズと同じくらいシンプルですが、各章の最初に漫画がついているので、より馴染みやすかったです。もしかしたら、簿記2級のテキストはパブロフで十分かもしれません。

 工業簿記は最初が難しいと言われています。確かにそうだと思いました。今後、挑戦する方も同じようにならないために、コツを触れておくと、工業簿記は各仕訳同士の繋がりがどうなっているかをイメージすることが大事です。それでも、最初はそれを理解するのも簡単ではないと思いますが、テキストを丁寧に読むことを心がけましょう。

 工業簿記は基本的に試験では難易度が低く、得点源なので、イメージさえできれば楽勝です。

 筆者は1周目は軽く読んで、2周目からテキストと問題練習を一緒にして進めました。また、最初は商業と同時並行していましたが、時間的にきつかったので工業簿記は後回しにしていました。

 筆者は過去問から勉強に本腰を入れました。先ほど見たようにテキストでの勉強は中途半端だったので、最初は時間内に解いても、分からないところだらけで点数がボロボロでした(20点台とか平気であった)。それでも、間違い直しをする時はテキストに戻って確認することを続けたら、最終的にはボーダーに届きそうというところまで行けました。簿記2級は過去問研究次第で大きく伸ばせると思います。

 筆者は1回分の過去問を解く時、最初は時間を測り、その後、答え合わせと解説を読み、分からないところをなくしたら、再びもう一回解くことを毎回していました。また、日商簿記2級は大問が全部で5つあります(商業3つ、工業2つ)。当時の筆者は工業簿記の2つでなるべく満点を取るように意識していました。繰り返しになりますが、工業簿記は得点源なので、ここで稼いでおくと商業簿記の難問に直面してもボーダーの70点は突破できるはずです。

 また、この過去問は各公開テストで第何問にどこの分野が出題されたかが、図で載っています。時系列でどこの分野がどれくらいの頻度で出題されているかが、分かりやすくなっているので、当時の筆者は本番に出そうな分野を予想していました。2問くらい当たってたと思います。それでも当時は難易度が変化球で対応しきれませんでしたが。また、12回分+解説が充実していて、価格が2000円程度なのはかなりお得だと思います。必ず購入しましょう。

○電卓について

 電卓を買うことは基本中の基本です。たまに、スマホの電卓アプリで勉強する人がいますが、本番にスマホは持ち込めません。本番に慣れるためにも無い人はテキストと一緒に必ず買って下さい。また、電卓への愛着が勉強へのやる気に繋がることがあります。

 筆者は当時、大学生協に売っていた1000円のCASIOの電卓を購入しました。恐らく上のAmazonリンクと同じです。サイズは大きすぎず、小さすぎずという感じで丁度良さはありました。しかし、どれにするか悩んでいる方は大きめな物を選んでおく事が無難だと思われます。大きい方が安定感があって片手押しがやりやすいからです。ただ、筆者が公開テストを受験した時、周りの人たちの中には自分よりも小型の電卓を使っている人がいました。

 また、電卓には「MRC」と「M+」、「M-」、「▶︎」というボタンがありますが、是非とも簿記をするときには使いこなせるようになりましょう。筆者はこれらを使って効率よく早く計算できました。使い方はネットで検索すると簡単に出てくるので、各自で確認してください。難しくないです。

公開テスト受験後の手ごたえ

 筆者は第156回を受験しました。合格率はホームページによると18.2%です。2割切ると難しいと捉えて良いです。次の回は更に低かったようですが。

 この回は問題の癖が強くて難しかった印象です。例えば、第2問は有価証券の問題で文章量が多過ぎて、頭の中で整理しきれませんでした。第3問は連結貸借対照表でした。過去問では連結損益計算書と連結精算書しか出てなく、貸借対照表の問題はテキストの簡単な形式しかやったことがなかったので、解き方に慣れていませんでした。第5問は分野はごく普通だったのですが、初の会話形式による出題で動揺しました。そのせいで1点損しました(総合点が69点)。これら3つの大問でやられましたね。

 公開テストは3ヶ月に1回しか行われませんが、変化球な問題は突然出題されるので、勉強期間を長めに取り、広く深く学べると良いかもしれません。しかし、それが難しいならば、すぐに繰り返し挑戦できるネット受験をお勧めします

ネット受験までやったこと

 当時は正直、公開テストでワンチャン受かってると思っていたので、公開テスト受験後から合格発表の日まで勉強してませんでした。しかし、実際は1点差で失敗したので、結果が残せなかった焦りから合否発表のその日のうちにネット受験に向けて勉強を再開しました。やったことは過去問を解き直すなどの復習が中心です。当時、落ちた原因は問題の相性だから、無理に新しくインプットする必要はないと強がっていました。また、約2週間のブランクでも頭から抜けている知識があったので、復習をして正解でした。

www.kentei.ne.jp

 また、156回の合否発表の時点ではネット受験は解禁されていなかったので、各予備校が作成した無料の予想問題も解きました。公式が公認しているようです。解き方は過去問と同じです。

 

CBT(ネット試験)受験後の感想

 筆者はネット試験の解禁日に受験しました。ネット試験で知り得たことは口外してはならないというルールなので詳しくは言えませんが、軽く述べると思ったより簡単だった印象でした。公開テストや予想問題より苦戦しませんでした。そのため、リベンジとしてネット試験はかなりおすすめできると思います。ただし、難易度はいつも同じかは不明なので、信じ過ぎないでください。

まとめ

 これまでの内容をまとめると、日商簿記2級の合格には

  • 3級の知識が前提(受験は任意)
  • 最初は商業、工業簿記のテキストを読み込む
  • 過去問を追求して、分からなかったら適宜テキストに戻る
  • 工業簿記は満点を狙う
  • サイズ感の良い電卓を買う(なるべく大きめ)
  • リベンジするならネット受験

ということが言えるでしょう。日商簿記2級は公開テストでも決して難しい試験ではありません。懸命な努力と適切な時間さえあれば合格できます。

最後に

 公開テストで落ち、比較的簡単なネット試験で2級に合格した筆者ですが、十分に満足しています。受かってしまえば、公開かネットかは気になりません。履歴書でも同じ価値です。

 また、2級を取ってからの恩恵は少しだけあります。例えば、財務系の統計を読んだときやマクロ経済学の勉強をしていたときです。また、就活で活かしたいというような損得勘定よりも知識を身に付けて、自己満足したいという気持ちを持っている人が向いているかもしれません。

英検準1級落ちがTOEICを495点から785点までに上げた勉強体験談

 

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 TOEIC L&R(以下、TOEICとする)は今では人気の資格であり、特に大学生と社会人の受験生が多いと思います。筆者も大学2年生の時に英語の資格が就活で役に立つなどのことを聞き、また、大学生になってから勉強が好きになったことからTOEICの勉強を始めました。そして、1年半掛けて785点まで伸ばしました。

 TOEIC対策の情報はネット上にはたくさんあるため、今回、記事を書く必要はあるのか疑問ですが、筆者はリスニングが大の苦手から始まり、TOEIC495点を取った後、英検準1級を2回落ちしてから、最終的にはリスニングのコツを掴み、好きになり、TOEIC785点を取得したという経験を持っています。このような経験談から紹介できる勉強法には他にはない特徴があると思います。ということで、今回は筆者の体験と当時の反省を絡めたTOEIC勉強法を解説していきます。また、英検のためにやったことも軽く触れます。

 この記事では、

この順番で説明していきます。

 

筆者の勉強開始時のスペック(TOEIC初受験前)と受験の経緯

 筆者の当初のスペックは以下の通りです。

  • Eランク私立大学生
  • センター試験の筆記は136点、リスニングは18点
  • 英検3級
  • リスニングが大の苦手で聞くのも嫌
  • 大学の受験勉強はサボっていたため、英語学習のノウハウ無し
  • 唯一の勉強の成果として、漢検準1級を所持

このような状態からのスタートであったため、今思えば、最初は勉強の要領が悪かったと思います。漢検の場合、最強の参考書が1冊あったことで受かったため、複数の参考書を買って、併用するということが身についていませんでした。そのせいで、TOEIC対策は難航しました。

 そんな中、495点から785点に上がるまでの勉強の経緯は以下の順番通りです。

  1. TOEIC対策(約2か月)→495点(L235、R260)
  2. 英検準1級対策(約3ヵ月)→24点差で不合格
  3. リベンジのため引き続き対策(約4か月)→49点差で不合格
  4. TOEICに切り替えて対策(約7か月)→760点取得(L400、R360)
  5. 別の資格学習などのために7か月間、英語学習から離れる
  6. 院試の出願に備えて、2か月の対策に挑む→785点取得(L380、R405)

このように当初は英検「準1級」という肩書が欲しかったため、TOEICは2ヶ月の対策をして、お試し感覚で受験しました。その後、英検対策をする!とやる気にはなったものの、リスニングが出来なさ過ぎて失敗しました。その後、またリベンジをするか一瞬悩みましたが、当時は就活を考えた時にTOEICの方が汎用性が高いということで、英検から身を引きました。当時は悲しさがすごくて、それをすべてTOEICへのやる気に注ぎましたね。そして、筆者自身は2、3ヵ月経ってからTOEICを受験しようと思っていたのですが、感染症の流行で中止が相次ぎ、結局7か月後に受験することになります。この7か月の間もいつ受験できるか公式の声明が曖昧だったので、精神的にきつかったです。しかし、この7か月の間でリスニングのコツを掴んだことで、2020年の9月受験で760点を取得しました。当時は無理に800点を目指していたので、嬉しさがこみ上げるほどではありませんでしたが、一区切りがついたということで安心していました。そして、2021年の4月に院試の出願のためと英語学習がやりたいという気持ちから2ヶ月だけ英語学習を再開しました。正直、800点に届くと思いましたが、その時はリスニング対策をイヤホンでやっていたことで、本番の音割れにやられ、Lの点数が下がり、800点に届きませんでした。それでも、合計点は上がったので悔しさはそこまでなかったですね。皆さんはなるべくリスニング練習をする時はスピーカーを使いましょう。

 筆者の英語学習の体験記の概要は以上の通りです。大学生活で一番苦労したことが英語学習だと思います。多分、大学受験の英語をさぼっていたことが原因ですね。逆に、この苦労を乗り越えたことが今の自信に繋がっているので、今思えば良い経験でした(笑)。また、ほとんどの勉強を家や図書館で1人になってやっていたのもいい思い出です。ですが、1人だった分、勉強の仕方を情報共有できなかったのは良くなかったと思うので、これを読んでいる独学の方はTwitterでも良いので、人と繋がることも大事にしたほうが良いかもしれません。

 

495点を取るまでにやったこと

 その前に試験の概要は他の方のブログやYouTube、または公式サイトに載っているので、そちらを参照してください。公式のリンクは以下に貼っておきます。

www.iibc-global.org

 

 ここからは、各段階で取り組んできた勉強の仕方について紹介します。まずは495点を取得するまでの内容です。

 使った参考書は以下の2冊です。

 どちらも当時にネットで検索して、おすすめされていたため選びました。どちらも優秀な参考書ですが、2ヶ月の期間といっても初学者で2冊は少なかったと思います。当時は疑問文の文法が理解できませんでした。文法特急などの文法書もあるべきだったでしょう。また、最初は図書館で勉強する習慣がなく、家でやっていたため集中力が続かなかったですね。さらに、参考書の使い方も適当だったので、勉強の質も量も悪かったと思います。金フレは赤シートを使わずに眺めているだけで(1日90分で一周してはいました。)、模試は解いて解説を読んで終了でした。当たり前ですが、このやり方はおすすめしません。単語帳は赤シートを使って、インプット・アウトプットを心がけましょう。模試は解いて、解説を読んだら、ディクテーションやシャドーイング、速読の練習などをすべきです。特にヒロ前田さんの「3回チャレンジ法」は模試を使いこなす方法としてかなりおすすめです。この方法は785点を取るまでの対策でも行いました。今も続けています。

 ちなみに当時の最新の公式問題集は4でした。しかし、今後、TOEICをやる方は最新版を買いましょう。

 こんな感じの緩さで受験して495点でした。当たり前の結果ですね。当時の筆者は英検に気持ちが向いていたので、次に行こうとテンションが上がっていました。

 

英検対策中にやったことと結果の内訳

 英検準1級対策の内容は簡単に述べます。まず、使った参考書は以下の通りです。

 パス単と過去問は当時の旧版を使いました。

 まず、言いたいのは、TOEICで495点しか取れなかった人がこの3冊で準1級に合格することは難しいです。インプット用の教材を追加する必要があります。しかし、当時の自分は勉強初心者であったため、2回落ちるまで気付けませんでした。特に、ライティング用の教材を加えた方が良いです。

 この3冊のなかでも単語帳の使い方は今も活用しているので説明します。まず、赤シートで隠しながら単語を確認することは普通ですが、その後分からなかった単語はスマホのメモアプリに写して、毎日そのリストを眺めるということをやっていました。すると、覚えられない単語を赤シートで隠したときに簡単に思い出せるようになったため、かなりおすすめです。まあ、当時の筆者は熟語が嫌いで、それだけは覚えることから逃げてました。

 他の参考書に関して、「集中ゼミ」という本は今思うと正直必要なのか疑問です。問題の解き方は過去問で把握したり、YouTubeの人の解説を見た方が早いと思いました。

 過去問は繰り返し解いていましたが、それよりも他の参考書を足して、インプット量を増やすべきでした。シャドーイングも時間を掛ければできていましが、このときはリスニングの仕方を根本的に間違えていたので、過去問や本番の実践で活かせませんでした。

 また、試験結果の内訳を簡単に述べると1回目はR6割、L3割、W8割で、2回目はR7割、L4割、W7割です。Rの単語力と読む力は身に付いたと思いますが、Lは4択であるため、全然進歩していないです。Wの構成はほとんど自分のオリジナルで考えていたのが失敗でした。単語帳以外の勉強法の仕方が悪いです。参考にしないでください。

 

その後、TOEIC向けに取り組んだこと

 英検の不合格を踏まえて、初心者はもっと色々な参考書を経験すべきだと考えたため、次のものを加えました。上から使用順になっています。

 当時の筆者は各パートが全体的に不安だったため、ほとんど模試ばかりをやっていました。少しやり過ぎだったと思います。しかし、この6冊と金フレも使って760点を取得しました。これらの中でも「直前の技術」はとても役に立ちました。問題を解くためのテクニックがまとまっているので、初心者の人ほどより多くのTOEICの攻略法を得られると思います。しかし、その後の筆者の解き方はYouTubeを参考に多少変化しているので、800点以上目指している人は完全に真似しない方が良いと思います。例えば、英文を部分的に読む方法はおすすめしません。また、「精選模試」以外の模試は「究極の模試」に載っていた3回チャレンジ法を活用しました。感覚になりますが、非常に効率よく模試の内容を吸収できたと思います。リスニングとPart7の問題量に慣れました。「キクタン990」は英検のパス単の効果もあり、1周目で8割知っていたので、あまり得られた感覚がありません。

 

リスニングを克服できた理由

 先ほどの760点を取るまでに筆者は根本的に苦手なリスニングを克服し、好きになりました。なぜ克服できたのかというと、その方法はいつもやっている勉強のルーティンを一旦中断して、YouTubeでコツを調べまくったことです。いつも通りの勉強をしていると視野が狭くなり、抜け出せないと思ったため、このような方法をとりました。そして、YouTubeの動画でも一番参考になったのは河野玄人さんの以下の動画です。

youtu.be

その中のリスニングに文法は不要ということはかなり参考になりました。このことから、過去の筆者は英語を聞いた時に細かく文法解釈をしていて、頭を不必要に使ってパンクしていたから、リスニングが苦手なのだと分かりました。これをきっかけに音を感覚で捉える意識で模試のリスニングを解いたところ、突然5割台から7割に安定して伸びました。かなり衝撃を受けましたね。「直前の技術」の効果もあると思いますが、頭を楽にして音を聞けるようになったことが大きいでしょう。リスニングを克服するために使った参考書はありません。リスニングは速読力に比例すると考えています。

 

785点を取るまでに使った参考書

 785点を取るまでの2ヶ月間で使った参考書は以下の通りです。

 今まで、文法書を使ったことがなかったことと、リーディングを伸ばしたいということから関正夫の「極めろ」と「神速100問」を追加しました。金フレは800付近に行くまでは使って良かったと思いますが、1年以上使っていると覚え切って、飽きてくるので別の参考書で遭遇した初見の単語をメモアプリに移すこともやりました。単語力の穴を埋める方法として推奨します。公式問題集は当時の最新版が大学の図書館にあったため、費用が浮きました。ただ、図書館から公式問題集を借りることができないということで2ヶ月間の対策はほとんど図書館内でやっていたことがリスニングに悪影響を及ぼしました。なぜなら、スピーカーではなく、イヤホンを使ったからです。序盤で述べましたが、そのせいで本番のスピーカーの音割れにやられて、調子が悪かったです。リスニングはスピーカーが使える家などでやりましょう。

 極めろpart7は2ヶ月で1周以上しましたが、それでRが405点だったので、良い参考書だと思いました。もっと回す必要があると思います。神速100問は知らなかった文法の知識が載っていたので、基本が抜けている方はおすすめします。ですが、それよりも人気の高い「単語特急」をやっておけば良かったのかなとは今では思っています。

 このようなことを行い、リスニングは下がったものの、リーディングが45点伸びたことで前回よりは高めの785点を取りました。

 

今後の受験に向けて使っている参考書

 現在の筆者はまず800点を超えるために以下の参考書を用いています。

 次の受験までに公式問題集などのいくつかは交代を兼ねて増やす予定です。

 これらの参考書を使ってみての所感を述べると、まず、キクタン990は金フレが飽きたため使っています。忘れている単語はあるものの、覚えている単語がほとんどで、そんなに難しくないです。前の方でも言いましたが、赤シートで単語を隠して、間違えた単語はメモアプリに写す作業をやっています。次に、八島昌の「990点 リスニング特訓」はとにかく話者の話す速度が速いのと、引っ掛けも巧妙で難しいです。解説も基本的なことはあまり書いていないので、上級者向けだと思います。また、この参考書は50個のミニ模試に分かれているので、筆者は1日1模試を約2時間かけています。本書にミニ模試の取り組み方も書かれているため、その辺はとても使いやすいです。そして、「千本ノック2」はAmazonYouTubeなどでの評判が良かったため、購入しました。難易度はそこまで難しくないですが、たまに知らなくて間違えるという感じです。以前に使った神速100問よりは淡々と進めることができました。もっと歯ごたえのある難しい問題をたくさん解きたいとは感じています。

 

最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます。7千字を超える分量になったため、読むことがだるかったと思います。それでも、本ブロブはこれからTOEIC L&Rに挑戦する人への一助となれば幸いです。筆者は今後もTOEICを受験するため、続きを執筆するかもしれません。そのときはまた是非ご覧ください。

 



 

ノンゼミが東北大学公共政策大学院に落ちたから言える対策の仕方

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 文系の大学院は進学先として人気が無いかもしれない。しかし、筆者は専門職学位である公共政策大学院は就職に特化した大学院として、文系でもとても魅力のある進学先だと考えています。日本には複数の専門職の政策大学院がありますが、どこも倍率は1を上回っている様子です。

 筆者は東北大学の公共政策大学院に落ちましたw。しかし、併願先は受かっていたので、特に後悔はないです。落ちた原因としては興味・関心のミスマッチだと感じています。また、筆者はほぼ独学で院試対策を行いました。そのため、志望先の特徴、対策などを自力で情報収集し、苦労しました。しかし、これらの経験によって、東北大学公共政策大学院に向いている人がどうあるべきかがある程度分かったと思います。院試はとにかく情報戦だと思うので、筆者のような苦労が今後の受験者たちにも起こらないために、情報提供として今回は東北大学公共政策大学院の特徴などを紹介して、どのような人がこの大学院に向いているのか攻略方法として解説していきます。

※特に受験内容を漏らすなという注意書きは見られなかったので、しっかり公開します。

 この記事では、

この順番で説明していきます。

 

筆者のステータスと院進を志した理由

筆者の簡単な自己紹介は以下のようになっています。

  • 地方Eランク私立大学の経済学部生
  • ノンゼミ
  • 2年の後期から公共政策大学院に興味を持つ
  • 就職は公務員を志望
  • まだ勉強したい気持ちがあった

このようになっています。

 なぜ公共政策大学院に進学しようと思ったのかというと、勉強を続けられること、研究科の大学院と比べて就活しやすいこと、公務員の業務に関係する分野を学べると考えたからです。また、おまけとして学歴ロンダリングがついでに出来るというメリットも頭の片隅にありました。また、東北大学を受験した理由は興味のある分野というよりも立地的に就活がしやすいということが優先的だったと思います。このような理由はおすすめしません。

 

専門職大学院とは

 簡単に説明すると、各大学院によって多少異なりますが、基本的に専門職大学院は職業人のプロフェッショナルを養成する機関です。一方、研究科の大学院は研究者を養成するという部分に相違があります。専門職大学院は研究者を養成するのが主な目的ではないので、カリキュラムや試験内容を見ると研究色が薄いように感じます。しかし、一橋の公共は他よりは研究色が強く感じましたが、、、

 受験生の皆さんは公式サイトにある大学院のアドミッション・ポリシーなどを確認しておきましょう。

 

東北大学公共政策大学院の特徴

 一番の特徴はフィールドワークに重点を置いていることだと言えます。なぜなら、一年次には「公共政策ワークショップⅠ」という週に3コマ連続で行う必修科目があるからです。単位数は12です。説明会などで聞いたところ、内容はランダムで与えられたテーマを選択し、グループワークで現場調査をして、政策提言をするようです。そのテーマは主に地方問題についてですが、毎年一つだけ国際系に関するテーマも含まれている様子です。それでも貴大学院はドメスティックな面が強いです。さらに、これを200ページにも及ぶ報告書にまとめます。かなり負担の重い科目のようです。しかし、この科目を貴大学院は大きく強調していて、説明会でもワークショップにふさわしい人物を試験で選抜していると言っていたので、この科目に対して熱意のある受験生を求めてると言えます。また、適正であれば、定員よりも少し多めに取るとも当時言っていました。このことからグループでフィールドワークしたい方におすすめの大学院です。筆者はこれに対するアピールが足りなかったと思います。2年次には個人で設定したテーマについて調査する、「公共政策ワークショップⅡ」があるのですが、そちらの方へのやる気だけを示したのが良くなかったと考えています。また、修了単位48のうち、40単位が必修と選択必修です。選ぶ自由が比較的狭いと感じました。

 他には地域政策、環境政策、防災政策、農林水産政策、国際系の科目が充実しています。上記の内容も合わせて、これらの政策分野に興味がある方にはより魅力的に見える大学院だと思います。さらに、「公共法政策修士」という学位の通り、法学系の科目が多いです。ただ、ワークショップに興味があり、学べる政策分野と自身の興味が一致していれば、非法学部でも進学は可能だと思います。在学生の中には理系の方もいました。科目の詳細は下のリンクからシラバスをご覧下さい。

東北大学公共政策大学院|教育活動|シラバスwww.publicpolicy.law.tohoku.ac.jp

 筆者は産業政策や企業政策に興味があったので、少しミスマッチがありました。ここも良くなかったと思います。

 

試験日までにすべき対策

 この記事では筆者が受験した第一期募集のための対策方法を説明します。また、春にある第二期募集も試験内容が同様なので参考になると思います。まず試験内容は小論文と面接です。筆者が受験した時は世の中の情勢もあってどちらもオンラインでした。

 最初は小論文対策について述べます。この小論文は内政、経済、国際に関する政策課題について1つの設問を選び、論述するものです。政策課題といってもニュースや新聞で見る時事話題のような内容です。試験時間と文字数は説明会によると平常時であれば90分で文字数制限がないのですが、オンラインの場合は1日以上あり、脚注含めて5000字以内でした。自宅受験でした。

 対策法として、筆者は日頃からニュースを見ること、時事話題のまとめ本を読むこと、過去問を通して小論文を書く構成を身につけるようにしました。ニュースはYouTubeのテレ東チャンネルやテレビでNHKなどを見ていました。まとめ本は以下の参考書を読みました。選ぶときは最新版を購入しましょう。

過去問は書いたあと、学内の添削の先生に見てもらい、より正確な構成を練りました。筆者はレポートのようにはじめに、本論、むすびの順番を心がけました。過去問は筆者が解いた限り、中には専門的な知識を多少使う設問もあったので、自身の学部での専攻分野などを踏まえて、書きやすいものを選びましょう。また、筆者の主観になりますが、平常時の設問よりもオンラインの方が設問の文章が長く、出典元を強く意識した内容に感じました。今後もオンラインの場合、出典はどこかを意識して、設問を読むと良いかもしれません。筆者は経済学部だったので、過去問でも本番でも経済の政策課題を選んでいました。本番は筆者の興味のある分野と関連性が高い設問があったので、書きやすかったです。また、面接で主張内容は褒められたので、上記の対策法は一定の信ぴょう性があるでしょう。

 しかし、今後の試験は対面で行う可能性が高いので、それ用の対策法も一応述べます。参考程度に読んでください。

 まず、対面時は90分と時間が限られているので、公務員試験の小論文と同じ対策で良いと思います。筆者は以下の参考書も読みました。

 過去問を解く時は時間を測って、何も見ないでレポート用紙などに直接手書きすると良いでしょう。

 過去問は以下のリンクから閲覧できます。対面受験する方はオンラインの年度に注意した方が良いかもしれません。

東北大学公共政策大学院|入試情報www.publicpolicy.law.tohoku.ac.jp

 次は面接対策について述べます。まず試験時間は50分前後で小論文の内容と出願書類である身上書の内容から「これって詳しくはどういうこと?」みたいに聞かれます。身上書については後で述べます。また、説明会によると面接は得点の比重が高いようですので、ここで失敗すると痛いです。筆者の時は約45分で和やかな雰囲気だったと思います。しかし、身上書に書いた興味のある政策分野とは違う地方創生について深掘りされて答えるのに苦戦しました。ミスマッチはここで露わになります。また、公共政策ワークショップⅠの中間報告会の視聴とペーパーは読んだのかと聞かれました。筆者はこれらはまともに見ていなかったので、上手く答えられませんでした。これも失敗です。今後の受験生はここの対策はしっかりやっておきましょう。以下にペーパーのリンクを貼っておきます。

www.publicpolicy.law.tohoku.ac.jp

中間報告会はホームページのお知らせの欄に時期が来れば案内が掲載されるので、日頃から確認しておきましょう。

 次に具体的な対策法として、知り合いでも良いから相手に面接練習をしてもらうことです。筆者は身近で頼める人がいなかったので、SNSで知り合った方にオンライン上で練習させてもらいました。他には個人でできることとして、面接カードを作って、本番をイメージして喋って覚える練習もしました。面接カードもかなり有効です。特に別の大学院の面接をした時は面接カードの内容でほとんど対応できました。しかし、自力で面接カードを作っても守備範囲に限界があるので、SNS上でも良いから人に頼んで、質問内容を考えてもらったり、フィードバックも受けた方が安全で確実です。

 最後は出願書類である身上書について解説します。東北大の公共政策で準備に時間がかかる出願書類として身上書があります。しかし、筆者の主観ですが、他の大学院で要求される計画書ではないので、作成にはそんなに時間はかかりませんでした。1日1時間もかからず、日数にすると約1週間です。その身上書は以下の内容を書きます。

  • 志望理由
  • 関心のある政策分野
  • 課程終了後の進路希望
  • 大学での履修状況
  • 学生生活の状況
  • 趣味・特技
  • 自分の長所・自己PR
  • 自由記述欄
  • 併願の有無
  • 公務員試験の受験状況
  • TOEICTOEFLについて

これらの内容でA4裏表1枚です。正直他の専門職の公共政策大学院より専門的な深い知識を求められているようには感じませんでした。この中でも「志望理由」と「関心のある政策分野」は大事です。志望理由は先ほども述べたように公共政策ワークショップがやりたいこと、政策分野はシラバスにあるような科目や地方創生に関することを書くと良いかもしれません。しかし、意外とスペースが限られているので、簡潔に要点を書けると良いです。筆者は日本企業について書いたせいか面接ではあまり触れられませんでした。

 また、筆者の時は学生生活の状況でアルバイトの経験を書いたのですが、それについて触れられました。受けはよかったです。グループワークを重視していることから、人と協力した経験も書けるとさらに良いでしょう。

 

この大学院に適正な人物

 これまでの内容を踏まえて、東北大学公共政策大学院に適正な人をまとめると以下のようになるでしょう。

  • 公共政策ワークショップを熟知している
  • フィールドワークを他の人と協力してやりたい
  • 地方創生、防災、環境、農林水産のどれかに興味がある

長々と書きましたが、これらに限ると思います。筆者は個人の研究がやりたい、企業政策に興味があったため、ほとんどずれていたと思います。(せめて農林水産くらい。)

 公共政策といっても民間に就職する卒業生が一定数いるので、必ずしも公務員志望である必要はありません。とにかく学力よりも東北の政策課題に現場目線で関わりたい強い気持ちがある人に向いていると言えます。

最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます。これを書いた筆者はあくまでも試験に不合格だったので、正確に特徴を捉えられているとは言えないかもしれません。今後の受験生はこれらの内容を鵜呑みにせず、大学院の説明会にも参加し、生の情報を仕入れることを大事にしてください。また、学歴にこだわらず、自身の関心と大学院で学べることがマッチしているかを特に重視した方が良いです。合格したときよりも入った後の居心地が大事だからです。

 また、この記事の内容とずれるかもしれませんが、筆者のように産業、企業に興味がある方は北大、京大、一橋の公共政策がお薦めかもしれないということを述べて締めます。

 改めて、閲覧していただきありがとうございました。

漢検準1級に合格するまでにやった勉強方法

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 漢検日本漢字能力検定)準1級は1級に次ぐレベルの級として、難しいと捉えられているかもしれない。筆者も勉強する前はそう思っていました。しかし、合格してその後、他の資格学習もした時に漢検は比較的に対策がしやすいと感じました。漢検は有名な資格で有力な市販の参考書が豊富にあります。そのため、独学でも十分に合格できます。

 漢検準1級の攻略記事は既にネット上に出回っていて、同じような参考書を紹介するかもしれません。しかし、筆者が実際に勉強したときの感想、コツにはオリジナル性があると思います。というわけで、今回は準1級に合格するまでの勉強の仕方を語っていきます。

この記事では、

この順番でお伝えします。

 

筆者の勉強開始時のスペックと結果

 当時の筆者は

  1. 地方のEランク私立大学1年生
  2. 大学受験はさぼっていて勉強の習慣がほぼゼロ
  3. 文系学部所属
  4. 漢検準2級所持

でした。このような状態から色々考えを改めて、勉強をしようと思い、なんとなく得意意識のあった漢字をやろうということで漢検準1級を選びました。最初は机に向かうのがきつかったですね。

 勉強期間は1回目の受験までに2か月、そして1ヵ月のブランクを挟み、2回目の受験までに2か月の合計約4か月で合格しました。1回目の得点は200点中、130点台、2回目の得点は161点でした。筆者が合格した回は、2018年の第3回試験で合格率は21.7%です。合格率は少し高めで、受験の手ごたえも簡単に感じたのですが、漢字の書き取りで凡ミスを連発してしまい、ボーダーの160点近くになりました。少し後悔があります・・・また、2級は持っていなくても準1級の対策をしていれば、実力は着実に身に付きます。

簡単な試験の概要とポイント

 準1級は試験時間が60分、大問は10個あります。筆者の感覚として、試験時間が足りないということは練習、本番どちらもありませんでした。

 ここからはポイントとして、得点稼ぎとなるおすすめの大問を紹介します。それは大問1、2、3、7、10(合計70点分)の読みと7の四字熟語(20点分)です(2020年度第3回試験参照)。まず、読みの問題は分からない漢字が出ても文脈で答えが推測出来たり、直感で解けることがあります。そして、四字熟語は準1級の場合、出題される範囲が限られていて、勉強期間の間にすべてを網羅しやすいです。これらのことから、上記の大問ではほぼ満点を取ることを狙いましょう。当時の筆者は大問10の読みだけ7割で他は9割取れていました。

おすすめの参考書と使い方

 筆者が使った参考書は以下の参考書の旧版です。今後の対策をする方はこだわりがなければ、最新版が良いと思います。

 

 まずこれらの中でもナツメ社のカバー率と言われている上の参考書は一番周回しました。網羅性が高いので、おそらく、合格するだけが目標であれば、インプット用の教材としてこれ1冊で十分です。最初に極めるべき一冊です。

 使い方として、まずこの本は大きく読みと書き取りの問題で分かれていますが、どちらの漢字も読める、書けるようにした方が良いです。理由は、1回目の受験時に読みで載っていた漢字が書き取り問題として出題されたからです。やられました。また、漢字を書くときはノートよりも頭の中で想像して書いたり、空書きをした方が早く、場所を選ばずに出来るのでおすすめです。しかし、本番は記述であるため筆者は1周分だけノートで解きました。合計の周回数は多分20周くらいです。結構早く回せます。

 さらに、別冊も付いているのでこれも周回しましょう。こちらは部首別に漢字が載っています。部首も全部覚えられるようにしましょう。筆者は部首を覚えたあと、覚えるのが苦手な漢字は部首ごとに分解して、声に出してその漢字の構成を確認していました。このやり方はかなり有効でしたので、強くお勧めします。部首を覚えることで漢字そのものが簡単に捉えられるようになったと思います。後で知ったことですが、オジンオズボーンの篠宮さんがやっていた方法とほぼ同じです。

 加えて、漢字には旧字体と標準字体がありますが、筆者としては基本的に標準字体で書くことをおすすめします。特にしんにょうは標準字体で統一した方が楽でした。

 

 次に紹介するのは公式が出版している過去問です。受験は本番の形式を知ることが大事なのでカバー率に次いで必要です。1級と準1級それぞれ3回分載っていて、価格が2000円以上します。正直、少ないし、高いと思います。

 筆者は各回を1回ずつ解きましたが、せめてもう1周復習として身に付いているかを確かめるために解くこともやった方が良いのではないかと思います。当時の点数は初めて解いて10点くらいしか取れませんでしたねw そこから、カバー率をやり込んで合格点に届きました。

 使った時期はカバー率を使う前に現状把握として1回、残りは試験直前期に解きました。

 過去問は他にも漢検のサイトの問題例やコンビニのマルチコピー機から入手できます。また、同じ大学の漢検に挑戦していた友人は大学図書館にあった昔の過去問から印刷したり、「waybackmachine」という様々なサイトの過去に載っていた情報を閲覧できるwebサイトを利用したりしてさらに過去問を集めていました。お得に過去問が欲しい方はやると良いでしょう。漢検は過去問からも問題が出るので、数集めておくと効率的な対策に繋がりやすいと思います。しかし、筆者は上の過去問しかやっていなくても合格できたので、これから勉強する方は任意です。下にリンクを載せておきます。  

 「waybackmachine」の使い方は検索スペースの部分に漢検の問題例のURLを張り付けて「BROUSE HISTORY」をクリックすることで、昔のページが見れます。

www.kanken.or.jp

www.kanken.or.jp

archive.org

 

 最後に紹介するのは試験同様の模試がたくさん載っている成美堂の「本試験型漢字検定準1級試験問題集」です。この本は2回目の受験用として購入しました。しかし、実際は時間が無く、半分くらいしか解いてないです。それでも合格できたので、これよりも一番上のカバー率を優先的にやった方がおすすめです。また、過去問を前述の方法でたくさん集めた方はこっちよりも過去問を繰り返し解いた方が良いのではないかと思います。余裕がある人だけこの参考書をやりましょう。

 

 以上、3冊を紹介しましたが、筆者はさらに四字熟語対策としてwebサイトの「四字熟語辞典ONLINE」を使いました。準1級で出題される四字熟語が全て載っているはずであり、四字熟語は得点源なので是非全部見ておくと良いでしょう。

 このサイトは四字熟語とその意味が載っているだけで、書いたりして覚えるのが難しかったので、当時の筆者はただ眺めて、特に四字熟語の意味を想像したりして、深く読み取っていました。この方法でも四字熟語の問題は本番9割、練習でも8割は取れていたので効き目はあると言えます。また、ほかのやり方として考えられるのはWordやExcelなどに全部写して、印刷して気軽に手に取って覚えるということもあるでしょう。受験者各自、好きなやり方に任せます。下にリンクを載せておきます。

yoji.jitenon.jp

まとめ

 ここまでの試験対策の要点をまとめると、

  1. カバー率をひたすら周回する。
  2. 過去問集めて、本番の形式、傾向を把握する。
  3. 四字熟語辞典ONLINEで準1級の四字熟語を全て確認する。
  4. 部首を覚える。
  5. 苦手な漢字は部首に分解して、声に出して覚える。

ということが言えます。参考書で問題を解いた後、丸付けをして答えを確認すると思いますが、漢検の場合、漢字の形、読みと意味を見るだけで終わることが多かったです。英語や数学だと解説も読んで時間がかかることがありますが、漢検の場合はそういうことがなかったので、比較的楽な印象です。

 また、準1級に合格して、使い道のような直接的なメリットは今のところありませんでしたが、自信に繋がったり、人に自慢できる、参考書の使い方が分かり今後の資格学習に活きたことなどがありました。また、大学に申請したら報酬金をもらえました。自己研鑽したい方はこの記事を基に勉強に励んでください。

 ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

経済学検定試験「EREミクロ・マクロ」でA評価を一発で取った勉強法

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 経済学検定試験の「EREミクロ・マクロ」は知名度が低いマイナーな検定かもしれません。それでも、大学院入試や編入試験の出願、練習として必要としている人がいると思われます。筆者も院試で必要になりました。結局は試験方式の変更で任意提出でしか役に立ちませんでしたが、、、

 当時、勉強方法を調べようとしたときに検索しても望んでいるような記事サイトがなく、あっても古い情報が多くて、信用できるか不安でした。そのため、今後この検定に挑戦する方たちの助けになりたいということから、今回は筆者がA評価を取るまでに行った勉強内容を紹介していきます。※初めての投稿のため、慣れない所が散見されるかもしれません。

 この記事では、

この順番で解説します。

 

試験の簡単な概要

 経済学検定試験のEREミクロ・マクロはCBT方式(ネット受験)で90分間の試験です。評価は7段階あり、問題形式は選択肢で問題数はミクロ経済学25問とマクロ経済学25問の合計50問になっています。電卓を持ち込めることがメリットです。また、月に複数回開催されているため、繰り返し受験が容易だと言えます。

 過去にはマークシート方式で難易度が高めの「ERE」が開催されていたようですが、現在は休止しているようです。

 詳しい内容は公式サイトに書いてあるため、受検予定の方は確認しておきましょう。

www.ere.or.jp

 

筆者の勉強開始時の状態と結果

 当時の筆者は

  • 地方のEランク私立大学の3年生
  • 経済学部に所属
  • 初歩的な経済学の知識は理解していた

という状態でした。経済学部生であったため初学者ではありませんが、後に紹介する参考書で勉強したときに最初は苦労したため最終的な学力にハンデは無いと思います。そして、集中的に勉強した期間は約2か月で、2021年4月に1回目の挑戦で500点中の内320点を取り、総合評価がAでした。Aは上から3番目の評価であり、偏差値は60以上、大学の専門課程程度の知識を習得していることになっているようです。当初の大学院の出願に必要なボーダーでした。

 

使用した参考書と使い方

 その前に、対策で中心的に使った参考書を紹介する前に言っておきたいことは、勉強するなら問題演習をした方が良いということです。筆者は下記の参考書を使う前に、テキストによる解説が中心の二神の「マクロ経済学 第2版」を読みました。ネット上の評判は良いですが、全く頭に入った感覚がありませんでした。手を動かして勉強した方が早いです。

 対策に使った参考書はスーパー過去問ゼミシリーズの「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」の2冊です。

 

 筆者は旧版の5を使っていましたが、今後対策する方は最新版の方をお勧めします。

 経験を踏まえたおすすめの使い方は、

  1. 問題は解けなくても良いから全ページの文章(問題文、解説、知識整理)に目を通す。
  2. 本格的にノートに計算を書きながら1周解く。
  3. 同じくノートを使って2周し、間違えた問題には目次にチェックを付ける。
  4. 間違えた問題を解き、再び間違えた問題にさらにチェックを付けて絞る。
  5. 全ての問題が解けるようになったら、後は忘れていそうな所を解く。

という順番で、特に間違え続ける問題を厳選して解くことを大事にしていました。全ての問題を一度は解けるようになりましょう。筆者は一日にミクロ、マクロそれぞれ10問ずつ解いていました。時間にすると多くて1日4時間、それを2か月続けました。

 スー過去は経済学を真面目に専攻している人からすると、基本的な問題が多いと思われるかもしれません。しかし、筆者は1周目に読んで理解することに時間がかかり、特にマクロ経済学はモデルのイメージが難しかったです。もしかしたら、初学者の方だとつまずく可能性があるため、不安な人は事前に「速習!ミクロ経済学」と「速習!マクロ経済学」などに取り組んでみると良いでしょう。※筆者は使っていないので参考程度にしてください。

 

 他にも体験版で本番の操作や問題の雰囲気を把握しました。簡易版となっており、時間はかかりませんので一度はやっておきましょう。下のリンクから飛べます。

j-testing.jp

実際に受検した時の感想

 筆者がテストセンターで受検したときは一人でした・・・今後の経済学検定試験の存続が心配です。

 時間配分は単純にミクロ、マクロそれぞれ45分ずつを想定していました。実際は分からない問題の場合、適当に選んで飛ばしていたこともあったため数分余りました。それでも、全体的に見るとスー過去レベルの問題が多いと感じました。そのような感じでA評価でした。

まとめ

 これまでの内容をまとめると、EREミクロ・マクロの特徴と対策として

  1. 電卓が持ち込めて、選択問題であり受検者に優しい。
  2. A評価を取るならスー過去の経済学を極める。
  3. 体験版で本番を想定する。

ことが挙げられます。スー過去でA評価を取れるならそこまで難しい検定ではないと思います。ですが、この検定で有名国立大学大学院の筆記試験を免除できるといった利点もあるため、興味があるならぜひ挑戦してほしいです。

さらなる向上を目指す方へ

 本番の問題にはスー過去には載ってないレベルのものもあったため、もっと上のS評価などを取りたい方は院試対策用の参考書を追加する必要があると思います。再び筆者が使っていない参考書の紹介になりますが、例えば、武隈愼一の「演習ミクロ経済学」、福田慎一の「演習式マクロ経済学」などがあります(下の写真参照)。

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 筆者は経済学検定を終えた後は志望していた大学院の専門科目試験対策として、本試験の試験委員長である西村和雄が著した「経済学ゼミナール上級編」を使いました(下の写真参照)。この参考書は国家公務員総合職試験の問題や現在休止中のEREの過去問などから出題されていて、難易度はスー過去より高い点が良いのですが、出版年が2015年と古く、誤字脱字が多いためおすすめはしにくいです。

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 ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。