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【動画セリフ】部外者が明治大学ガバナンス研究科のHPを見て実況

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※以下にある文章は動画のセリフですので、ご視聴していただくことを推奨します。

オープニング

 今回は明治大学ガバナンス研究科のホームページを見ていきます。ここから話すことは私の感想ですので、参考程度に聞いてください。

 まずはトップ画面です。ピックアップから見ていきます。

入学試験要項

 最初は入学試験要項です。試験の種類は4月入学用のⅠ・Ⅱ期と9月入学用の秋季があり、内部進学試験もあります。

 まずは、Ⅰ・Ⅱ期試験を見ていきます。研究科の概要を見ると、学位が専門職学位課程となっています。名前が研究科とあるので、ややこしいなと思いました。専門職でも大学院らしく研究をするという姿勢を表しているのかもしれません。そして、定員は55名と他の公共政策より多いです。少人数とは言いにくいです。授業時間帯は平日夜間と土日、祝日とあるので、社会人向けの大学院だなと思います。新卒で入学した学生だと、生活が不規則になりそうだと思いました。

 次に目的のところの冒頭には「地域住民と自治体による政策創造を支援するとともに」と色々書いており、地方創生に興味がある人に向いてそうだと思います。その後に、国際貢献と書いていますが、ここについて他の公共政策と変わらないです。

 対象となる受験生のところには、大学卒業見込みの者とあるので、先ほど社会人向けと言いましたが、学部上がりの人も歓迎していることが分かります。

 入学試験は小論文と面接です。小論文は確認した限り過去問が見当たらなかったので、どのくらい対策すれば良いか分からないです。ただ、東北大など他の大学院では、過去問を公開しているのでそういうところで練習しておくといいかもしれません。また、行政の大学院なので、公務員試験用の対策でも良いかもしれません。

 また、試験方式で25歳以上かつ職務経験が3年以上あると、小論文が免除できるとあります。社会人に有利だなと思います。

 次に出願書類を見てみると、学習計画書があります。様式を見たところ、小論文を受ける人は志望動機、学習計画を約1,000字で、免除する人は学習計画、修了後のキャリアを2000字以上書くこととなっていました。2000字以上でも字数としては多くないので、簡潔に伝えられるように工夫する必要があると思います。参考書を使いつつ、誰かに添削できるといいかもしれません。

 そして、奨学金のところには給費奨学金があります。採用予定者数が定員の約半数なのは多いなと思いました。私立大学なのに、守備範囲の広い学費支援をしているなという印象です。それでも、学費は年間で130万から150万円するので、限度額で55万円でも、国立より高くなってしまいます。

 秋入学の方も内容はほとんど一緒でした。学内選考の方は人数が少なくても、試験が面接だけとなっていました。内部生専用なので、普通ですね。

学生の様子

 次は公共政策大学院学生の声を見ていきます。就職先、修了生のメッセージが載っています。まず、「約8割は入学時点で一定の社会人経験を有しており」とあります。授業時間帯でも言いましたが、社会人向けだという事が分かります。

 そして、新卒・第2新卒の就職先を見ます。民間から公務員まで様々な進路に進んでいることが分かります。まず、思ったのが、民間で見たことない名前の会社が多いなということです。ただ、大手企業もあります。

 次に在籍者データをみていきます。新卒学生がいる24歳以下の割合が4分の1となっています。社会人が多いので、若い人同士での絆が芽生えやすいのかなと思いました。逆に社会人は多くの出会いを経験できそうです。

概要

 次は概要を見ていきます。まず修了要件に「指導教員の担当する授業科目1科目を、修了までに修得すること」とあります。必ず指導教員の授業を取るよう指定されているのは今まで紹介した大学院にはない特徴です。

 そして、授業時間帯を見ると、平日は18時55分開始で社会人に合わせていることが伺えます。ですが、就活をしている学生も日中の時間が空くので、スケジュール調整はしやすいかもしれません。また、集中講義が朝からやっているので、新卒学生は土曜日も出席しつつ、こういうのを多めに履修しそうだなという気がします。

 さらに、在籍学生データを見ると、男性が75%とありますが、公共政策ならあるあるだと思います。

 もう1つ特徴なのは、イングリッシュ・トラックだと思います。秋入試で入学できるんですけど、リサーチ・ペーパー以外の20単位以上を英語科目で履修できるので、慣れていない日本語の授業を少なくできるんじゃないかと思いました。留学生への配慮ができていると言えます。

履修モデル

 次に履修モデルを見ているんですが、目次にあるように地方に関するモデル複数あります。そこの分野に注力していると思いました。あと、消費者政策というのが独特だと思います。初めて聞いたので詳しいことは分からないですけど、色んな関連する科目があるので志望動機にできそうです。

リサーチペーパー

 次にリサーチペーパーは2万字以上書くことになっています。他の政策大学院では少ない文字数で済ませることができたりしますが、明治ではがっつり研究させるということが分かります。

シラバス

 次はシラバスです。科目一覧から分かるように地域政策に関するものが多いなと思います。やはり、地方に興味がある人にとっては充実した勉強ができると思います。必修が少ないので私だったら、多すぎて履修上限に収めることが難しくなりそうです。

 各授業の内容を見ているんですが、「公共政策の交渉分析」は京大と似ていることをしていると思います。

 社会調査法と質的調査法のシラバスも見たんですけど、他の大学院でやってる政策提言とは違って、統計学の勉強だったり、個人でテーマ設定して調査するようなので、チームでプロジェクトに取り組むことはしていないようです。基本、夜間授業によるものかもしれません。

 全体を通して言うと、法律、経済分野の授業が多いので社会科学で研究する大学院だと言えます。あと、レビューなので正直に感じたことを言うと、国立の大学院でよくあるインフラのような工学系の科目が少ないことから、社会科学で地域政策を学びたい人が集まりやすいと思われるので、多様性が他の大学院より弱いかなという印象です。

優秀リサーチペーパー

 次にここには優秀なリサーチペーパーが載っています。受験前に志望動機や面接対策、入学後のイメージを掴むために一読しておいても良いと思います。

まとめ

 ということで、ガバナンス研究科のホームページを一通り見てきました。かなり地域政策に舵を切った大学院だなと思いました。あと、言いにくいですが、卒論以外で重そうな科目が見た限りだとなかったので、プライベートや仕事と両立しやすいように感じました。卒業は難しくないかもしれません。ただ、東京で地方についてひたすら勉強できるカリキュラムが組まれているところは東大や一橋などにはない魅力です。

 今回はここまで、視聴いただきありがとうございました。