2023年10月に第414回実用数学技能検定準1級を受けてきました。勉強が足りておらず、参考書を仕上げることも出来ていなかったため、受かっている自信がありませんが記録として残しておきます。
試験概要
試験時間などを簡単にまとめると以下のようになります。検定料は個人受験で7300円です。*1
- 1次検定(答えだけを書く方式)
試験時間:60分
出題数:7問
合格基準:全問題の70%程度(5問正解を目指す)
- 2次検定(記述式)
試験時間:120分
出題数:2題必須、選択問題の5題から2題選択の計4問
合格基準:全問題の60%(2問正解、部分点で0.4点を目指す)
合格基準について、1次の方が割合が高く、答えを間違えると点数が貰えないため難しい印象です。2次の方が受かりやすいのではないかと思います。
また、持ち物は1次では鉛筆またはシャープペンシル、消しゴムが必須で、2次はその2つとコンパスと定規が必須であり、任意で電卓が使用可能です。電卓は便利なので必須だと思った方が良いです。
勉強時間50時間・期間43日
勉強は以下の通りです。
勉強期間は43日、時間は30時間21分+19時間42分=50時間3分です。量としては少ないので、これから勉強を始める皆さんは時間確保に努めてください。私は資格学習するモチベーションが失われていました...
使用した参考書は2冊
写真2から分かるように「記述式演習帳」はほとんど使っていないので、他の2冊を紹介します。
U-CANの数学検定準1級ステップアップ問題集
こちらは2級の時にもお世話になったので続編として引き続き使用しました。ページ数がチャートよりも多くなく、良問だけが収録されているため時間効率良く本番レベルの問題を解くことができます。
しかし、弱点としては計算過程を省略しているところです。どうやって計算しているのか分からない箇所がいくつかあるため、私は「Photomath」というアプリで省かれた計算過程を調べていました。このアプリは2級でもお世話になったので、独学の方は是非ともお手助ツールとしてスマホにダウンロードしておくといいです。
インストールのリンク↓
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microblink.photomath
数検2級の解説記事↓
【4ヶ月(1日2時間)】数検2級に受かった勉強法/独学-全然難しくない - SJの勉強コンサル
過去問題集
過去問は当たり前に必要です。本番レベルを知りつつ、1問あたりの時間配分を考えるためにご利用ください。
この過去問は4回分が収録されていて、量としては十分だと思います。
本番の問題内容
私が解いた各問題の所感を述べていきます。
- 1次試験
問題1:2乗して代入することに早く気付くことができれば時間内に解けていた
問題2:基本的な問題な気がするが、円と直線の交点2つと別の点の計3つが通る円の求め方が分からなかった
問題3:ベクトルの値が与えられているから2乗や代入で出せるかと思ったがなぜか答えが違った、計算ミスかも
問題4:複素数の絶対値とその偏角を求める問題、凡ミスで偏角を間違えたかも
問題5:双曲線の焦点と漸近線を求める問題、難しくないのに焦点の計算を勘違い
問題6:積分区間がlogの問題、たくさん計算して求めたが答えが違った
問題7:三角関数の極限値を求める問題、tanxを変形するかもしれないがそのやり方が分からなくなり断念
このように1次は確実に不合格です。
- 2次試験
問題1:選択していない、模範解答は解と係数の公式を用いているが、微分して平方完成するだけでも求められる良問だった、もったいない
問題2:統計の問題、公式を覚えていないため解かなかった
問題3:選択していない、数列の極限を求めるが計算過程が思いつかず
問題4:行列の問題、計算するだけで解けると思って選択した、部分点だけでも入ることを祈る
問題5:今回最大の悪問だが電卓の計算でいけると思い選択、(3)だけは間違えているため部分点に期待できる
問題6:xy平面の領域を求める必須問題、数学ⅡBの問題であるため多分解けただろう
問題7:対数関数の増減表を書いたり、体積を求める必須問題、増減表の矢印の方向を間違えたが部分点に期待
2次検定は辛うじて受かるかもしれない可能性があります。あと、2次は計算力で無理矢理回答できるという印象でした。ワンチャンあったらいいなあ。
合否結果(追記)
不合格でした。当たり前ですね。リベンジする気はないです。
まとめ リベンジはしない
不合格は確実な数検準1級の受験模様をお見せしてきました。受かってもいないのに誰が見るんだと思いますが、私用の記録として残しておきます。ただし、今回の勉強で分かったことはステップアップ問題集を完璧にすることができなくても、2次で戦えるくらいに回答できたということです。この参考書を完成させつつ、もう1冊(記述演習帳)を極めれば受かるだろうなと感じました。読んでいる方は参考にしてみてください。
リベンジはしません。資格学習からは離れたい気分であるため、やる気が湧いてこない。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
*1:2023年4月以降の規定