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【文系・経済学部】Eランク大学のゼミであったあり得ない話-ブラックゼミあるある

 大学生でゼミに所属している皆さんは楽しんでいますか?当時の筆者は全く楽しめず、所属していた1年間ずっと苦しかったです。そして、進級と同時に履修を辞めました。今回はなぜ筆者が辞める羽目になったのかをお伝えするために、あり得ない話として紹介します。あるあるとも言える内容かもしれません。また、現在通う旧帝大大学院の違いも含めて比較していきます

 以下の様にEランク大学の記事を投稿していますが、その動機はネットで普及しているFランク大学あるあるはEラン大のことではないかと正すためです

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 まず、筆者の出身大学は偏差値が45の地方私立大学です。レベルが低くても、人気ゼミであればまともな人が居るだろうという安易な考えで当時2年生の時に学科No.2と言われていたゼミを選んでしまいました。それを踏まえたゼミ選びについてのポイントについて過去の記事でまとめているのでご参照ください。そのため、筆者のゼミ内での立ち位置は陰キャのような無言のキャラクターだったという前提で本記事と下の記事をご覧ください。

ゼミに所属すべきか悩んでいる私文へ - SJの勉強コンサル

※お読みになる前に、ここに書かれていることは筆者の実体験のみであり、どこの大学でも当てはまるということではなく、Eランク大学を批判する目的もありません。エンターテインメントとしてお楽しみください。

動画版もあります

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目次

数弱が多い

 当時のゼミはミクロ経済学の基礎について学んでおり、教科書を輪読(1人が全員に向けて、説明すること)していました。その教科書は2年生には難しいと言われていましたが、筆者には理解できても、他の人は分からないということがよくありました。よく教えてと言われたことは高校数学の内容で、わざわざ授業外の時間に集まることがとても面倒でした。ゼミ上での関わりがなく、友達とも言えない交流の浅さだったからです。そもそもなぜ数学が不得意なのに経済学部に入り、このゼミを選んだのだろうと思いましたね。

 このような「教えて」と言われた時の苦労話を記事にしているので、ご覧ください。

大学生あるある 課題の答え、内容を「教えて」と言われた時の回避法 - SJの勉強コンサル

 現在通う大学院では分からないことがあってもすぐに人に頼るような人はほとんどいないです。自力でこなせる人が多いです。また、専攻学科の都合上、仕方なく数学が出来ない方はいます。

勉強嫌いで不真面目な人が多い

 次は個人では何もできない勉強嫌いで不真面目な人が多いことです。そのせいで、グループで課題に取り組んだときに筆者にタスクが回ってきて、負担量が重かったです。飲み会ではうるさくしていて、筆者は大人しくしているのに、なぜ学業に限っては何も喋らなくなり、筆者が仕切り出すのだろうと思っていました。その分、筆者の居場所は授業中に質問したり、課題を頑張ることだと自覚しました。より一層勉強で成果を出す必要があると認識しました。

 またゼミ生たちは要領も悪かったため、例えば、4人で1つの課題を与えられたことがあったのですが、他の人の作業が遅すぎたため、ほとんど筆者だけでそのレポート課題を完成させたことがあります。なぜならその時は、早く終わらせて、提出することから解放されたかったからです。さらにその後、先生が採点したレポートが返却されて、誰が受け取るのかという話になった時に、筆者は無言でいたのですが、他の人たちに採点されたレポートを押し付けられました。都合の良いときだけ話しかけてきたので、憤りを感じました。無責任すぎる

 それでは勉強嫌いなのになぜゼミに入ったのかというと何人かに聞いたところ、「友達作り」だと言っていました。また、他のゼミに所属する学生からは就活のガクチカのためと言っている人もいました。興味のある分野を勉強する人はほとんどいないのだと思われます。当時それを聞いた筆者は、自分が場違いだと思うことがありました。

 あと、こういうコミュニケーションだと敬語で話されることが多くて、例えば「ありがとうございます」などがあったのですが、同い年なのに対等に扱ってくれないところにも悲しさがありました

 大学院ではグループワークで不真面目な人がいて負担が筆者に回ってくることがたまにありましたが、一方でとても真面目な方もいるため、仲間意識が芽生えやすいです。大学生の時と比べて孤独を感じることが減りました。

レポートを平気でコピペしてくる

 次は引用もなくコピペした文章をレポートに載せてくることです。これは3人でレポートを作成した時の話ですが、相手が担当した内容のページを見たところ、コピペの部分の文字だけ色が薄くなっていました。良くないことですが、せめて色を統一したらどうかと思いました。その後、先生からの添削が入っても、直してくれなかったので、筆者が修正しました。

 当時の筆者はその怠惰なゼミ生にものすごく大きな不満を抱いていました。今何をしているのでしょうかと思うくらいです。引用すらしていないという剽窃・盗用を堂々としていることにも気づいていないのだろうと思います

 また、話し合いをしていたときに、そのゼミ生が「頭使いたくない」と叫び出したり、突然スマホをいじり出して話をスルーしたりした時も呆れました。なぜゼミに入ったのでしょうか。

 大学院ではほとんどの学生が引用のルールを守っていますが、一部おそらく知らなくてコピペになっている人がいました。しかし、教えれば自力で修正できる人だったり、個人の課題だったりで迷惑を被ることはありませんでした。そのため、学部で出会ったコピペ人間の直そうとしない姿勢のインパクトは強烈でしたね。

ゼミ生の大半が高校偏差値60以上と進学校出身

 ここまででゼミ生への批判を書いてきましたが、その人たちのほとんどが高校偏差値60以上と高かったです。前から勉強が苦手な人が多いなという印象だったため、出身高校を知った時は意外性から驚きました前述のコピペ人間も60前半の高校出身です

 この人たちはどうやって自称進学校以上のレベルの高校に進学できたのか疑問でした。読んでいる皆さんもそう思いませんか。高学歴ってなんのためにあるのだろうかと感じましたね。高校入学時に真面目さが抜けたのでしょうか。また、筆者は偏差値45の高校出身で、地元では頭が悪い方の学校です。なぜ筆者には出来ることが、この人たちには出来ないのだろうと甚だ疑問でした

 相手の高校を知ったきっかけは、各人の自己紹介が書かれたプリントを渡された時に高校名が載っていて、勝手に全員分の偏差値を調べて判明させました。

 大学院の同期も進学校出身の方がいます。進学校でも落ちぶれたかそうでないかの二極化で進学先の学歴(大学)に違いがでるのでしょう。

飲み会、合宿などが強制参加

 ここからは担当教員に関することです。まずはイベント参加が強制だということです。月に1回程度で飲み会やスポーツ大会、夏と春には合宿がありました。参加者を呼びかけるときは、「なるべく参加してください」ということを言われます。そして、全員の出席状況を取り終わり、欠席者が多いと先生は「そういうのは辞めろ!」と怒鳴ってきたことがありました。理由は「学生間のコミュニケーションのため」だとは言っていましたが、学生個人の予定お構いなしに強制参加させようと怒るところは、異常だと思います。また、「勉強する時はして、遊ぶときは遊ぶ」と言っていましたが、当時はゼミの授業がグダグダと進みが遅かったので、できていないだろと思っていました。

 このように参加を無理矢理でも促すところはブラック企業と共通しているのではないかと現在就活している筆者だからこそ思います。今ではあの教員は変な人だなと思います。男性なのに若干化粧みたいなものを顔に塗っていたので、その時点で違和感がありました。

 LINEでスポーツ大会の参加を募っていた時は、学生の文章ですが「積極的な参加をお願いします」と書いてあってうんざりしました。勿論、欠席に即投票しました。

 また、飲み会の参加費は1回1万円が多かったです。当時はアルバイトをしていたため、自己負担してあげましたが、これは完全に飲みサーです。高い金払って参加しても話は盛り上がらなかった印象が今でも覚えています

 参加するだけ無駄だと確信した筆者は冬あたりから嘘の予定を言って全欠席しました。お金の節約です。

 大学院では先生も交えた飲み会が何度かあるのですが、参加は自由で費用は数千円ばかりです。また、仲が良い人がいたり、それ以外の初対面の人でも学業に真面目な人が多いため、話しやすい雰囲気があります。大学院の方が遊びと学業を無意識に実現していると感じます。Eランク大学のような学業と娯楽を両立できない学生が比較的多い学校だと真面目に勉強したい学生との飲み二ケーションが成立しないのでしょう。

1コマの授業が3時間まで及ぶ

 次は1コマ90分の授業が3時間まで延びていたことです。時間は14:40~18:00でしたね。これは輪読がなかなか終わらず、予想以上に時間がかかっていたことが原因です。ゼミ生のせいですね。このせいで、アルバイトなどの自分の時間は削られていたので、本当にストレスでした。中にはアルバイトのために辞めていく人もいました。賢いです。

 また、ゼミに入る前から授業は2コマで行っていることを聞いていましたが、追加の1コマ分は学生が自主的にやっているということで当時の筆者は気にしていませんでした。しかし、実際は普段の授業を延長して2コマ目もやるということでした。これには騙されたと思いました。あの教員は頭がおかしいと思います。

 大学院ではまず、授業時間が大幅に超過することは無いですし、寧ろもう少し延長してほしいと思うときがあります。また、先生に騙されたということも今のところないです。旧帝国大学って素晴らしいなあ。

まとめ

 今回は母校のEランク大学であったあり得ない話を紹介しました。振り返ると以下の通りです。

 いつもゼミの活動(飲み会なども含む)をしているときはおもりを肩に担いでいる気分でした。今日もだるいなあとか考えていて、当時の友達に愚痴をこぼしていました。こんな気持ちをずっと続けていたら鬱になっていたと思います。2年生の1年間の内に辞めたのですが、その後自分の好きな人生を送れたので大正解でした。

 また、筆者と他のゼミ生・教員のどっちが悪いのでしょうか。ミスマッチのあるゼミを選んだ私も悪いですが、ゼミ生の数を21人→9人まで減らした教員にも責任があるのではないかと思います。皆さんはこのようなハズレゼミには当たらないように、就活のように真剣に魅力的なゼミを探してほしいです

 勿論、卒業までゼミに所属し、大会で賞を取った人もいました。それがどれくらいすごい成果なのかは分かりませんが、全員がやる気ないという訳ではないことはご承知ください

 そして、最後にゼミ生と教員が集まった時は事前に辞めることを伝えていて、教員から話しかけられたのですが、悲しそうな表情をしていたことは今でも覚えています。しかし、気にしたら負けだと思っていたので、何も感じなかったです。その後もキャンパス周辺ですれ違うこともありましたが、目線を下に逸らしていました。

 そして、現在通う旧帝大の暮らしと比較していきましたが、圧倒的に優れていることが分かったと思います。今の学生生活の方が苦労はあっても、それ以上の楽しさで充実しています。一部相性に違和感がある人もいますが、普通に真面目で努力できる人と和になれて筆者の居場所があるため、Eランク大学生時代よりは許容できます。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。