大学生になり、アルバイトを始めようとするとまず、コンビニを考える人が多いと思います。筆者も昔からコンビニの仕事が気になっていて、家から近いセブンイレブンで1年9か月バイトしました。身の回りの人も大体、コンビニを経験していました。また、コンビニの仕事は楽だろうと考えている人もいるでしょう。しかし、コンビニは決して楽ではありません。正直、キツイ面が多いと思います。筆者は二度とやりたいとは考えていません。他の人も愚痴を言っている印象でした。このように、なんとなくで始める人が多いと思うので、今回はコンビニのアルバイトがどういう仕事かを内容、メリット、デメリット、「皆さんにおすすめできるか」の順で解説していきます。この記事で読者がコンビニの仕事に合うかどうか検討できたらと思っています。
目次は以下のようになっています。
大まかな仕事内容
セブンイレブンで行う基本的な仕事には次のようなものがあります。
- トイレ掃除(2回)
- レジの金額確認
- 棚清掃
- 品出しをする商品の検品
- 品出し
- レジ業務(メイン)
- ゴミ出し(適宜)
- 補充品の確認(適宜)
- ホットスナックの補充(適宜)
- 冷蔵用ドリンクの補充
- たばこの補充
とにかくたくさんあり、時間帯、曜日によってはこれ以外の仕事もあります。基本的に順番に仕事を進めていきますが、最初は覚えることで苦労しました。先輩から教わったことはメモをする癖が必要です。そして、レジ業務には通常商品の会計から宅配便の手配、受け渡し、自賠責保険の手続き、公共料金の精算など多岐にわたります。また、場合によっては新入りの後輩への指導もあります。さらに、限られた時間の中で全て完了させることが当たり前なので、お客が多い曜日になると走ることが日常茶飯事で運動に近いです。
また、仕事に慣れてくると以下のような仕事も任せられることもあります。
- 商品、備品の発注
- 売り場作り
筆者は発注しかやっていないため、他にもあると思います。ただ、同僚には任せられておらず、なぜ自分だけ仕事が増えているのかとストレスを感じる時がありました。
このようにたくさん仕事がありますが、結局は毎回ほぼ同じことの繰り返しであるため、意外と慣れれば機械的にこなせるようになります。おそらく、単純に頭が良い人ほどコンビニは向いているのではないかと思いました。
続けてよかった面
少しブラック気味なコンビニでも働いて良かったことはあります。例えば、以下の通りです。
- 職場の人間関係が居心地良い
- 廃棄食品を持ち帰って、食費を浮かせた
- 無料のクーポンがもらえる
- シフト制だからアルバイトありきのスケジュールに慣れた上で、定期的な収入を得られる
筆者の勤めたコンビニでは最初は苦手な人がいましたが、仕事に慣れてくると認められるようになり、不満は残っていましたが、出勤するだるさがある程度なくなりました。また、ちょっとした用事でコンビニに立ち寄るときも簡単に挨拶して事務所で堂々と椅子に座っていたこともあります。他の人も色々愚痴を言いながらもなんやかんや居心地が良くて続けている人もいました。ただ、人間関係は店によるので、どこでも良いとは言えないです。
廃棄食品についてですが、本来は持ち帰りは禁止なようですが、一部の店舗では許されています。筆者はこのおかげで食費をかなり浮かせて得になりました。しかし、コンビニ飯は添加物が多い上に賞味期限切れの物を持ち帰ることになるため、体にはかなり悪いです。筆者も1日中腹痛になっているときがありました。この点は正直あまり良いことではないでしょう。
他にも従業員だけのクーポンがもらえたり、アルバイトありきの生活に慣れて、大学生活と両立できる能力が身に付きます。
きつい、後悔した面
筆者からするとコンビニアルバイトはこちらのきつい面の方が気持ちとして強いです。例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 時給がほぼ最低賃金で安い
- 夏休みなどは人手不足で5連勤が当たり前
- テスト期間は他の人も休みを取るため、自分が取りにくくなる
- 勤務が終了すると夜10時で帰ったらほとんど何もできない
- 理不尽な客がいる
- オーナーが自己中心(店による)
- タバコの品種が覚えにくい
一番きつかったのはシフト地獄になったことです。優しい人ほどオーナーから都合よく扱われ、シフトにガンガン入れられます。他の人の中にはバックれた人もいます。そのため、アルバイトでも自分の意思で断る勇気が必要です。たかがアルバイトだからで割り切りましょう。筆者も正直になりすぎずにバックれればよかったと今では思うことがあります。寝起きや学校終わりにLINEや電話でヘルプの連絡が来たときはよく腹が立っていました。そのため、LINEが来ても嘘ついて断ったり、電話も無視したことがあります。自分の身を優先しましょう。
筆者は夕方の勤務であったため、ほとんど22時終わりでした。家に帰っても勉強する時間が30分しか取れない日があり、悲しかったです。さらに、翌日の授業が1限始まりだともっときついです。しかし、こんなことがありながらも筆者は学業を両立して、特待生を獲得しました。気合いでなんとかなります。とは言っても、時間の縛りがコンビニの一番きついところであるため、こことの相性を良く考えるようにしてください。
お客についてですが、大体どこの店にもクレーマーがいます。これは防ぎようがないので、同僚と協力するしかないです。
内容が被りますが筆者が働いていたところでは、オーナーがうざかったです。台風が直撃した時もヘルプのLINEを入れたり、用事の最中にヘルプの連絡してきて断ったら、不機嫌になったりです。その後、勤務時に挨拶したら「おーい!」と突然言われました。こいつはもうダメだと思い、呆れました。ここは人間関係の問題であるため、セブンイレブンだけに限らないです。上司ガチャは失敗しないよう、求人に応募する前に店内を観察すると良いかもしれません。
時給の低さに関してはあまり当時は深刻に気にしていませんでした。また、タバコですが、お客によっては番号を言わずに品名で呼ぶことがあります。筆者は喫煙をしたことがないため、最初は覚えることに苦労しました。
おすすめできるか
結論だけ言うと、1年間なら続ける価値はあるでしょう。なぜなら、安い時給でたくさんの仕事を覚え、シフト地獄を味わい、仕事上の人間関係も経験できるなどの社畜になれるアルバイトは大学卒業後の就職先でも活きると思うからです。給料以上の経験がコンビニアルバイトに詰まっています。しかし、筆者の場合1年以上もすれば仕事に慣れて、飽きてきました。飽きた仕事を大学4年間で費やすことは勿体ないと思うので、1年で辞めて、別のアルバイトに変えたら方が良いと考えています。筆者は1年9ヶ月続けたあと、試験監督などの日雇いアルバイトを続けました。コンビニと比べると大した苦しさもないです。また、大学生活はもっと好きなことに有意義に使いましょう。
まとめ
今回はセブンイレブンでの体験を基にコンビニアルバイトの特徴について語っていきました。コンビニの仕事は決して楽ではありません。基本的に社畜です。それを踏まえて挑戦してみるか検討してください。ここまで読んでいただきありがとうございました。