英検準1級落ちがTOEICを495点から785点までに上げた勉強体験談

 

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 TOEIC L&R(以下、TOEICとする)は今では人気の資格であり、特に大学生と社会人の受験生が多いと思います。筆者も大学2年生の時に英語の資格が就活で役に立つなどのことを聞き、また、大学生になってから勉強が好きになったことからTOEICの勉強を始めました。そして、1年半掛けて785点まで伸ばしました。

 TOEIC対策の情報はネット上にはたくさんあるため、今回、記事を書く必要はあるのか疑問ですが、筆者はリスニングが大の苦手から始まり、TOEIC495点を取った後、英検準1級を2回落ちしてから、最終的にはリスニングのコツを掴み、好きになり、TOEIC785点を取得したという経験を持っています。このような経験談から紹介できる勉強法には他にはない特徴があると思います。ということで、今回は筆者の体験と当時の反省を絡めたTOEIC勉強法を解説していきます。また、英検のためにやったことも軽く触れます。

 この記事では、

この順番で説明していきます。

 

筆者の勉強開始時のスペック(TOEIC初受験前)と受験の経緯

 筆者の当初のスペックは以下の通りです。

  • Eランク私立大学生
  • センター試験の筆記は136点、リスニングは18点
  • 英検3級
  • リスニングが大の苦手で聞くのも嫌
  • 大学の受験勉強はサボっていたため、英語学習のノウハウ無し
  • 唯一の勉強の成果として、漢検準1級を所持

このような状態からのスタートであったため、今思えば、最初は勉強の要領が悪かったと思います。漢検の場合、最強の参考書が1冊あったことで受かったため、複数の参考書を買って、併用するということが身についていませんでした。そのせいで、TOEIC対策は難航しました。

 そんな中、495点から785点に上がるまでの勉強の経緯は以下の順番通りです。

  1. TOEIC対策(約2か月)→495点(L235、R260)
  2. 英検準1級対策(約3ヵ月)→24点差で不合格
  3. リベンジのため引き続き対策(約4か月)→49点差で不合格
  4. TOEICに切り替えて対策(約7か月)→760点取得(L400、R360)
  5. 別の資格学習などのために7か月間、英語学習から離れる
  6. 院試の出願に備えて、2か月の対策に挑む→785点取得(L380、R405)

このように当初は英検「準1級」という肩書が欲しかったため、TOEICは2ヶ月の対策をして、お試し感覚で受験しました。その後、英検対策をする!とやる気にはなったものの、リスニングが出来なさ過ぎて失敗しました。その後、またリベンジをするか一瞬悩みましたが、当時は就活を考えた時にTOEICの方が汎用性が高いということで、英検から身を引きました。当時は悲しさがすごくて、それをすべてTOEICへのやる気に注ぎましたね。そして、筆者自身は2、3ヵ月経ってからTOEICを受験しようと思っていたのですが、感染症の流行で中止が相次ぎ、結局7か月後に受験することになります。この7か月の間もいつ受験できるか公式の声明が曖昧だったので、精神的にきつかったです。しかし、この7か月の間でリスニングのコツを掴んだことで、2020年の9月受験で760点を取得しました。当時は無理に800点を目指していたので、嬉しさがこみ上げるほどではありませんでしたが、一区切りがついたということで安心していました。そして、2021年の4月に院試の出願のためと英語学習がやりたいという気持ちから2ヶ月だけ英語学習を再開しました。正直、800点に届くと思いましたが、その時はリスニング対策をイヤホンでやっていたことで、本番の音割れにやられ、Lの点数が下がり、800点に届きませんでした。それでも、合計点は上がったので悔しさはそこまでなかったですね。皆さんはなるべくリスニング練習をする時はスピーカーを使いましょう。

 筆者の英語学習の体験記の概要は以上の通りです。大学生活で一番苦労したことが英語学習だと思います。多分、大学受験の英語をさぼっていたことが原因ですね。逆に、この苦労を乗り越えたことが今の自信に繋がっているので、今思えば良い経験でした(笑)。また、ほとんどの勉強を家や図書館で1人になってやっていたのもいい思い出です。ですが、1人だった分、勉強の仕方を情報共有できなかったのは良くなかったと思うので、これを読んでいる独学の方はTwitterでも良いので、人と繋がることも大事にしたほうが良いかもしれません。

 

495点を取るまでにやったこと

 その前に試験の概要は他の方のブログやYouTube、または公式サイトに載っているので、そちらを参照してください。公式のリンクは以下に貼っておきます。

www.iibc-global.org

 

 ここからは、各段階で取り組んできた勉強の仕方について紹介します。まずは495点を取得するまでの内容です。

 使った参考書は以下の2冊です。

 どちらも当時にネットで検索して、おすすめされていたため選びました。どちらも優秀な参考書ですが、2ヶ月の期間といっても初学者で2冊は少なかったと思います。当時は疑問文の文法が理解できませんでした。文法特急などの文法書もあるべきだったでしょう。また、最初は図書館で勉強する習慣がなく、家でやっていたため集中力が続かなかったですね。さらに、参考書の使い方も適当だったので、勉強の質も量も悪かったと思います。金フレは赤シートを使わずに眺めているだけで(1日90分で一周してはいました。)、模試は解いて解説を読んで終了でした。当たり前ですが、このやり方はおすすめしません。単語帳は赤シートを使って、インプット・アウトプットを心がけましょう。模試は解いて、解説を読んだら、ディクテーションやシャドーイング、速読の練習などをすべきです。特にヒロ前田さんの「3回チャレンジ法」は模試を使いこなす方法としてかなりおすすめです。この方法は785点を取るまでの対策でも行いました。今も続けています。

 ちなみに当時の最新の公式問題集は4でした。しかし、今後、TOEICをやる方は最新版を買いましょう。

 こんな感じの緩さで受験して495点でした。当たり前の結果ですね。当時の筆者は英検に気持ちが向いていたので、次に行こうとテンションが上がっていました。

 

英検対策中にやったことと結果の内訳

 英検準1級対策の内容は簡単に述べます。まず、使った参考書は以下の通りです。

 パス単と過去問は当時の旧版を使いました。

 まず、言いたいのは、TOEICで495点しか取れなかった人がこの3冊で準1級に合格することは難しいです。インプット用の教材を追加する必要があります。しかし、当時の自分は勉強初心者であったため、2回落ちるまで気付けませんでした。特に、ライティング用の教材を加えた方が良いです。

 この3冊のなかでも単語帳の使い方は今も活用しているので説明します。まず、赤シートで隠しながら単語を確認することは普通ですが、その後分からなかった単語はスマホのメモアプリに写して、毎日そのリストを眺めるということをやっていました。すると、覚えられない単語を赤シートで隠したときに簡単に思い出せるようになったため、かなりおすすめです。まあ、当時の筆者は熟語が嫌いで、それだけは覚えることから逃げてました。

 他の参考書に関して、「集中ゼミ」という本は今思うと正直必要なのか疑問です。問題の解き方は過去問で把握したり、YouTubeの人の解説を見た方が早いと思いました。

 過去問は繰り返し解いていましたが、それよりも他の参考書を足して、インプット量を増やすべきでした。シャドーイングも時間を掛ければできていましが、このときはリスニングの仕方を根本的に間違えていたので、過去問や本番の実践で活かせませんでした。

 また、試験結果の内訳を簡単に述べると1回目はR6割、L3割、W8割で、2回目はR7割、L4割、W7割です。Rの単語力と読む力は身に付いたと思いますが、Lは4択であるため、全然進歩していないです。Wの構成はほとんど自分のオリジナルで考えていたのが失敗でした。単語帳以外の勉強法の仕方が悪いです。参考にしないでください。

 

その後、TOEIC向けに取り組んだこと

 英検の不合格を踏まえて、初心者はもっと色々な参考書を経験すべきだと考えたため、次のものを加えました。上から使用順になっています。

 当時の筆者は各パートが全体的に不安だったため、ほとんど模試ばかりをやっていました。少しやり過ぎだったと思います。しかし、この6冊と金フレも使って760点を取得しました。これらの中でも「直前の技術」はとても役に立ちました。問題を解くためのテクニックがまとまっているので、初心者の人ほどより多くのTOEICの攻略法を得られると思います。しかし、その後の筆者の解き方はYouTubeを参考に多少変化しているので、800点以上目指している人は完全に真似しない方が良いと思います。例えば、英文を部分的に読む方法はおすすめしません。また、「精選模試」以外の模試は「究極の模試」に載っていた3回チャレンジ法を活用しました。感覚になりますが、非常に効率よく模試の内容を吸収できたと思います。リスニングとPart7の問題量に慣れました。「キクタン990」は英検のパス単の効果もあり、1周目で8割知っていたので、あまり得られた感覚がありません。

 

リスニングを克服できた理由

 先ほどの760点を取るまでに筆者は根本的に苦手なリスニングを克服し、好きになりました。なぜ克服できたのかというと、その方法はいつもやっている勉強のルーティンを一旦中断して、YouTubeでコツを調べまくったことです。いつも通りの勉強をしていると視野が狭くなり、抜け出せないと思ったため、このような方法をとりました。そして、YouTubeの動画でも一番参考になったのは河野玄人さんの以下の動画です。

youtu.be

その中のリスニングに文法は不要ということはかなり参考になりました。このことから、過去の筆者は英語を聞いた時に細かく文法解釈をしていて、頭を不必要に使ってパンクしていたから、リスニングが苦手なのだと分かりました。これをきっかけに音を感覚で捉える意識で模試のリスニングを解いたところ、突然5割台から7割に安定して伸びました。かなり衝撃を受けましたね。「直前の技術」の効果もあると思いますが、頭を楽にして音を聞けるようになったことが大きいでしょう。リスニングを克服するために使った参考書はありません。リスニングは速読力に比例すると考えています。

 

785点を取るまでに使った参考書

 785点を取るまでの2ヶ月間で使った参考書は以下の通りです。

 今まで、文法書を使ったことがなかったことと、リーディングを伸ばしたいということから関正夫の「極めろ」と「神速100問」を追加しました。金フレは800付近に行くまでは使って良かったと思いますが、1年以上使っていると覚え切って、飽きてくるので別の参考書で遭遇した初見の単語をメモアプリに移すこともやりました。単語力の穴を埋める方法として推奨します。公式問題集は当時の最新版が大学の図書館にあったため、費用が浮きました。ただ、図書館から公式問題集を借りることができないということで2ヶ月間の対策はほとんど図書館内でやっていたことがリスニングに悪影響を及ぼしました。なぜなら、スピーカーではなく、イヤホンを使ったからです。序盤で述べましたが、そのせいで本番のスピーカーの音割れにやられて、調子が悪かったです。リスニングはスピーカーが使える家などでやりましょう。

 極めろpart7は2ヶ月で1周以上しましたが、それでRが405点だったので、良い参考書だと思いました。もっと回す必要があると思います。神速100問は知らなかった文法の知識が載っていたので、基本が抜けている方はおすすめします。ですが、それよりも人気の高い「単語特急」をやっておけば良かったのかなとは今では思っています。

 このようなことを行い、リスニングは下がったものの、リーディングが45点伸びたことで前回よりは高めの785点を取りました。

 

今後の受験に向けて使っている参考書

 現在の筆者はまず800点を超えるために以下の参考書を用いています。

 次の受験までに公式問題集などのいくつかは交代を兼ねて増やす予定です。

 これらの参考書を使ってみての所感を述べると、まず、キクタン990は金フレが飽きたため使っています。忘れている単語はあるものの、覚えている単語がほとんどで、そんなに難しくないです。前の方でも言いましたが、赤シートで単語を隠して、間違えた単語はメモアプリに写す作業をやっています。次に、八島昌の「990点 リスニング特訓」はとにかく話者の話す速度が速いのと、引っ掛けも巧妙で難しいです。解説も基本的なことはあまり書いていないので、上級者向けだと思います。また、この参考書は50個のミニ模試に分かれているので、筆者は1日1模試を約2時間かけています。本書にミニ模試の取り組み方も書かれているため、その辺はとても使いやすいです。そして、「千本ノック2」はAmazonYouTubeなどでの評判が良かったため、購入しました。難易度はそこまで難しくないですが、たまに知らなくて間違えるという感じです。以前に使った神速100問よりは淡々と進めることができました。もっと歯ごたえのある難しい問題をたくさん解きたいとは感じています。

 

最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます。7千字を超える分量になったため、読むことがだるかったと思います。それでも、本ブロブはこれからTOEIC L&Rに挑戦する人への一助となれば幸いです。筆者は今後もTOEICを受験するため、続きを執筆するかもしれません。そのときはまた是非ご覧ください。