漢検準1級に合格するまでにやった勉強方法

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 漢検日本漢字能力検定)準1級は1級に次ぐレベルの級として、難しいと捉えられているかもしれない。筆者も勉強する前はそう思っていました。しかし、合格してその後、他の資格学習もした時に漢検は比較的に対策がしやすいと感じました。漢検は有名な資格で有力な市販の参考書が豊富にあります。そのため、独学でも十分に合格できます。

 漢検準1級の攻略記事は既にネット上に出回っていて、同じような参考書を紹介するかもしれません。しかし、筆者が実際に勉強したときの感想、コツにはオリジナル性があると思います。というわけで、今回は準1級に合格するまでの勉強の仕方を語っていきます。

この記事では、

この順番でお伝えします。

 

筆者の勉強開始時のスペックと結果

 当時の筆者は

  1. 地方のEランク私立大学1年生
  2. 大学受験はさぼっていて勉強の習慣がほぼゼロ
  3. 文系学部所属
  4. 漢検準2級所持

でした。このような状態から色々考えを改めて、勉強をしようと思い、なんとなく得意意識のあった漢字をやろうということで漢検準1級を選びました。最初は机に向かうのがきつかったですね。

 勉強期間は1回目の受験までに2か月、そして1ヵ月のブランクを挟み、2回目の受験までに2か月の合計約4か月で合格しました。1回目の得点は200点中、130点台、2回目の得点は161点でした。筆者が合格した回は、2018年の第3回試験で合格率は21.7%です。合格率は少し高めで、受験の手ごたえも簡単に感じたのですが、漢字の書き取りで凡ミスを連発してしまい、ボーダーの160点近くになりました。少し後悔があります・・・また、2級は持っていなくても準1級の対策をしていれば、実力は着実に身に付きます。

簡単な試験の概要とポイント

 準1級は試験時間が60分、大問は10個あります。筆者の感覚として、試験時間が足りないということは練習、本番どちらもありませんでした。

 ここからはポイントとして、得点稼ぎとなるおすすめの大問を紹介します。それは大問1、2、3、7、10(合計70点分)の読みと7の四字熟語(20点分)です(2020年度第3回試験参照)。まず、読みの問題は分からない漢字が出ても文脈で答えが推測出来たり、直感で解けることがあります。そして、四字熟語は準1級の場合、出題される範囲が限られていて、勉強期間の間にすべてを網羅しやすいです。これらのことから、上記の大問ではほぼ満点を取ることを狙いましょう。当時の筆者は大問10の読みだけ7割で他は9割取れていました。

おすすめの参考書と使い方

 筆者が使った参考書は以下の参考書の旧版です。今後の対策をする方はこだわりがなければ、最新版が良いと思います。

 

 まずこれらの中でもナツメ社のカバー率と言われている上の参考書は一番周回しました。網羅性が高いので、おそらく、合格するだけが目標であれば、インプット用の教材としてこれ1冊で十分です。最初に極めるべき一冊です。

 使い方として、まずこの本は大きく読みと書き取りの問題で分かれていますが、どちらの漢字も読める、書けるようにした方が良いです。理由は、1回目の受験時に読みで載っていた漢字が書き取り問題として出題されたからです。やられました。また、漢字を書くときはノートよりも頭の中で想像して書いたり、空書きをした方が早く、場所を選ばずに出来るのでおすすめです。しかし、本番は記述であるため筆者は1周分だけノートで解きました。合計の周回数は多分20周くらいです。結構早く回せます。

 さらに、別冊も付いているのでこれも周回しましょう。こちらは部首別に漢字が載っています。部首も全部覚えられるようにしましょう。筆者は部首を覚えたあと、覚えるのが苦手な漢字は部首ごとに分解して、声に出してその漢字の構成を確認していました。このやり方はかなり有効でしたので、強くお勧めします。部首を覚えることで漢字そのものが簡単に捉えられるようになったと思います。後で知ったことですが、オジンオズボーンの篠宮さんがやっていた方法とほぼ同じです。

 加えて、漢字には旧字体と標準字体がありますが、筆者としては基本的に標準字体で書くことをおすすめします。特にしんにょうは標準字体で統一した方が楽でした。

 

 次に紹介するのは公式が出版している過去問です。受験は本番の形式を知ることが大事なのでカバー率に次いで必要です。1級と準1級それぞれ3回分載っていて、価格が2000円以上します。正直、少ないし、高いと思います。

 筆者は各回を1回ずつ解きましたが、せめてもう1周復習として身に付いているかを確かめるために解くこともやった方が良いのではないかと思います。当時の点数は初めて解いて10点くらいしか取れませんでしたねw そこから、カバー率をやり込んで合格点に届きました。

 使った時期はカバー率を使う前に現状把握として1回、残りは試験直前期に解きました。

 過去問は他にも漢検のサイトの問題例やコンビニのマルチコピー機から入手できます。また、同じ大学の漢検に挑戦していた友人は大学図書館にあった昔の過去問から印刷したり、「waybackmachine」という様々なサイトの過去に載っていた情報を閲覧できるwebサイトを利用したりしてさらに過去問を集めていました。お得に過去問が欲しい方はやると良いでしょう。漢検は過去問からも問題が出るので、数集めておくと効率的な対策に繋がりやすいと思います。しかし、筆者は上の過去問しかやっていなくても合格できたので、これから勉強する方は任意です。下にリンクを載せておきます。  

 「waybackmachine」の使い方は検索スペースの部分に漢検の問題例のURLを張り付けて「BROUSE HISTORY」をクリックすることで、昔のページが見れます。

www.kanken.or.jp

www.kanken.or.jp

archive.org

 

 最後に紹介するのは試験同様の模試がたくさん載っている成美堂の「本試験型漢字検定準1級試験問題集」です。この本は2回目の受験用として購入しました。しかし、実際は時間が無く、半分くらいしか解いてないです。それでも合格できたので、これよりも一番上のカバー率を優先的にやった方がおすすめです。また、過去問を前述の方法でたくさん集めた方はこっちよりも過去問を繰り返し解いた方が良いのではないかと思います。余裕がある人だけこの参考書をやりましょう。

 

 以上、3冊を紹介しましたが、筆者はさらに四字熟語対策としてwebサイトの「四字熟語辞典ONLINE」を使いました。準1級で出題される四字熟語が全て載っているはずであり、四字熟語は得点源なので是非全部見ておくと良いでしょう。

 このサイトは四字熟語とその意味が載っているだけで、書いたりして覚えるのが難しかったので、当時の筆者はただ眺めて、特に四字熟語の意味を想像したりして、深く読み取っていました。この方法でも四字熟語の問題は本番9割、練習でも8割は取れていたので効き目はあると言えます。また、ほかのやり方として考えられるのはWordやExcelなどに全部写して、印刷して気軽に手に取って覚えるということもあるでしょう。受験者各自、好きなやり方に任せます。下にリンクを載せておきます。

yoji.jitenon.jp

まとめ

 ここまでの試験対策の要点をまとめると、

  1. カバー率をひたすら周回する。
  2. 過去問集めて、本番の形式、傾向を把握する。
  3. 四字熟語辞典ONLINEで準1級の四字熟語を全て確認する。
  4. 部首を覚える。
  5. 苦手な漢字は部首に分解して、声に出して覚える。

ということが言えます。参考書で問題を解いた後、丸付けをして答えを確認すると思いますが、漢検の場合、漢字の形、読みと意味を見るだけで終わることが多かったです。英語や数学だと解説も読んで時間がかかることがありますが、漢検の場合はそういうことがなかったので、比較的楽な印象です。

 また、準1級に合格して、使い道のような直接的なメリットは今のところありませんでしたが、自信に繋がったり、人に自慢できる、参考書の使い方が分かり今後の資格学習に活きたことなどがありました。また、大学に申請したら報酬金をもらえました。自己研鑽したい方はこの記事を基に勉強に励んでください。

 ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。