経済学検定試験「EREミクロ・マクロ」でA評価を一発で取った勉強法

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 経済学検定試験の「EREミクロ・マクロ」は知名度が低いマイナーな検定かもしれません。それでも、大学院入試や編入試験の出願、練習として必要としている人がいると思われます。筆者も院試で必要になりました。結局は試験方式の変更で任意提出でしか役に立ちませんでしたが、、、

 当時、勉強方法を調べようとしたときに検索しても望んでいるような記事サイトがなく、あっても古い情報が多くて、信用できるか不安でした。そのため、今後この検定に挑戦する方たちの助けになりたいということから、今回は筆者がA評価を取るまでに行った勉強内容を紹介していきます。※初めての投稿のため、慣れない所が散見されるかもしれません。

 この記事では、

この順番で解説します。

 

試験の簡単な概要

 経済学検定試験のEREミクロ・マクロはCBT方式(ネット受験)で90分間の試験です。評価は7段階あり、問題形式は選択肢で問題数はミクロ経済学25問とマクロ経済学25問の合計50問になっています。電卓を持ち込めることがメリットです。また、月に複数回開催されているため、繰り返し受験が容易だと言えます。

 過去にはマークシート方式で難易度が高めの「ERE」が開催されていたようですが、現在は休止しているようです。

 詳しい内容は公式サイトに書いてあるため、受検予定の方は確認しておきましょう。

www.ere.or.jp

 

筆者の勉強開始時の状態と結果

 当時の筆者は

  • 地方のEランク私立大学の3年生
  • 経済学部に所属
  • 初歩的な経済学の知識は理解していた

という状態でした。経済学部生であったため初学者ではありませんが、後に紹介する参考書で勉強したときに最初は苦労したため最終的な学力にハンデは無いと思います。そして、集中的に勉強した期間は約2か月で、2021年4月に1回目の挑戦で500点中の内320点を取り、総合評価がAでした。Aは上から3番目の評価であり、偏差値は60以上、大学の専門課程程度の知識を習得していることになっているようです。当初の大学院の出願に必要なボーダーでした。

 

使用した参考書と使い方

 その前に、対策で中心的に使った参考書を紹介する前に言っておきたいことは、勉強するなら問題演習をした方が良いということです。筆者は下記の参考書を使う前に、テキストによる解説が中心の二神の「マクロ経済学 第2版」を読みました。ネット上の評判は良いですが、全く頭に入った感覚がありませんでした。手を動かして勉強した方が早いです。

 対策に使った参考書はスーパー過去問ゼミシリーズの「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」の2冊です。

 

 筆者は旧版の5を使っていましたが、今後対策する方は最新版の方をお勧めします。

 経験を踏まえたおすすめの使い方は、

  1. 問題は解けなくても良いから全ページの文章(問題文、解説、知識整理)に目を通す。
  2. 本格的にノートに計算を書きながら1周解く。
  3. 同じくノートを使って2周し、間違えた問題には目次にチェックを付ける。
  4. 間違えた問題を解き、再び間違えた問題にさらにチェックを付けて絞る。
  5. 全ての問題が解けるようになったら、後は忘れていそうな所を解く。

という順番で、特に間違え続ける問題を厳選して解くことを大事にしていました。全ての問題を一度は解けるようになりましょう。筆者は一日にミクロ、マクロそれぞれ10問ずつ解いていました。時間にすると多くて1日4時間、それを2か月続けました。

 スー過去は経済学を真面目に専攻している人からすると、基本的な問題が多いと思われるかもしれません。しかし、筆者は1周目に読んで理解することに時間がかかり、特にマクロ経済学はモデルのイメージが難しかったです。もしかしたら、初学者の方だとつまずく可能性があるため、不安な人は事前に「速習!ミクロ経済学」と「速習!マクロ経済学」などに取り組んでみると良いでしょう。※筆者は使っていないので参考程度にしてください。

 

 他にも体験版で本番の操作や問題の雰囲気を把握しました。簡易版となっており、時間はかかりませんので一度はやっておきましょう。下のリンクから飛べます。

j-testing.jp

実際に受検した時の感想

 筆者がテストセンターで受検したときは一人でした・・・今後の経済学検定試験の存続が心配です。

 時間配分は単純にミクロ、マクロそれぞれ45分ずつを想定していました。実際は分からない問題の場合、適当に選んで飛ばしていたこともあったため数分余りました。それでも、全体的に見るとスー過去レベルの問題が多いと感じました。そのような感じでA評価でした。

まとめ

 これまでの内容をまとめると、EREミクロ・マクロの特徴と対策として

  1. 電卓が持ち込めて、選択問題であり受検者に優しい。
  2. A評価を取るならスー過去の経済学を極める。
  3. 体験版で本番を想定する。

ことが挙げられます。スー過去でA評価を取れるならそこまで難しい検定ではないと思います。ですが、この検定で有名国立大学大学院の筆記試験を免除できるといった利点もあるため、興味があるならぜひ挑戦してほしいです。

さらなる向上を目指す方へ

 本番の問題にはスー過去には載ってないレベルのものもあったため、もっと上のS評価などを取りたい方は院試対策用の参考書を追加する必要があると思います。再び筆者が使っていない参考書の紹介になりますが、例えば、武隈愼一の「演習ミクロ経済学」、福田慎一の「演習式マクロ経済学」などがあります(下の写真参照)。

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 筆者は経済学検定を終えた後は志望していた大学院の専門科目試験対策として、本試験の試験委員長である西村和雄が著した「経済学ゼミナール上級編」を使いました(下の写真参照)。この参考書は国家公務員総合職試験の問題や現在休止中のEREの過去問などから出題されていて、難易度はスー過去より高い点が良いのですが、出版年が2015年と古く、誤字脱字が多いためおすすめはしにくいです。

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 ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。